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JapanRx / 乳がん細胞が脳に広がると変化する可能性が

乳がん細胞が脳に広がると変化する可能性が

乳がんが脳に広がると、がんに重要な分子変化が起こる可能性があるということが小規模の研究でわかりました。
これらの変化についての発見は、診断と治療の改善につながる可能性がある、と研究者らは述べた。

乳がんの約20%は、典型的に標的療法に応答するHER2陽性として知られるタイプです。しかし、脳に広がっているHER2陰性乳がんは、同じ治療法には反応しません。

この研究では、米国とアイルランドの20人の患者の腫瘍を分析しました。
そして研究者はHER2陰性であると同定された原発性乳がんが脳に広がったときにHER2陽性に切り替わったことを発見しました。

この発見は、治療法が元の乳がんだけでなく脳腫瘍も標的にするべきであると、ピッツバーグ医療センターの中にある精密医学研究所の所長、アドリアン・リー博士は述べています。

リー博士は、医療センターのニュースリリースの中で、「脳は、乳がん患者にとって共通に転移がみられ、かつ壊滅的な部位です。最初の乳房の腫瘍と脳転移性腫瘍との類似性は非常に高いものの、転移の総合的なプロファイリングをサポートするのに十分な改変があり、治療過程を変える可能性があることがわかりました。
この発見は、我々が、患者の転帰を改善するために治療法を変更して標的とすることができるように、HER2の存在をスクリーニングすることができます。」と述べました。

この研究は、水曜日、サンアントニオ乳癌シンポジウムに発表される予定で、医療誌JAMA Oncologyにも掲載される予定です。

(記事元)https://consumer.healthday.com/cancer-information-5/breast-cancer-news-94/breast-cancer-cells-may-change-when-they-spread-to-brain-717562.html