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JapanRx / 乳製品と心疾患に関する恐ろしい話は間違っていた?

乳製品と心疾患に関する恐ろしい話は間違っていた?

欧州疫学ジャーナル( European Journal of Epidemiology)に発表された新しい分析によると、全脂肪チーズや牛乳、ヨーグルトを摂取しても、心臓発作や脳卒中のリスクは上昇しないといいます。

この研究は、乳製品には飽和脂肪が多く含まれるため健康に悪いという広く信じられてきた考えに対抗しています。

レディング大学、コペンハーゲン大学、オランダのヴァーヘニンゲン大学の研究チームによって行われた過去の研究29件のメタアナリシスでは、乳製品の総消費量と冠状動脈性心疾患や心血管疾患、早期死亡の間に関連性は認められませんでした。

この研究では、世界中から35年にわたって集められた938,465人のデータが分析されました。
研究者らは、発酵乳製品(英国では広く消費されていない)は、心臓発作や脳卒中のリスクをわずかに下げる作用さえあることを発見しました。

英国食品基準庁の顧問であり、この研究に参加したIan Givens氏は、次のように述べています。
「乳製品は一般的に体に悪いという誤った考えが広まっていますが、これは誤解です。この考えは広く信じられているものの、私たちの研究では誤った認識dえあることが示されました。」

「過去5~10年の間、飽和脂肪が心血管疾患のリスクを増大させることを示す多くの宣伝広告により乳製品がリスク上昇に繋がるという認識が広がりましたが、実際リスクが上昇することはありません。」

出典:2017年5月10日更新 Health Spectator UK 『Were all the horror stories about dairy products and heart disease wrong after all?』(2019年5月2日に利用)
https://health.spectator.co.uk/were-all-the-horror-stories-about-dairy-products-and-heart-disease-wr...