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二日酔いを早く治す方法

ホリデーシーズンにはお酒を飲みます。
まもなく大晦日がやってきますが、飲みすぎてしまった場合は、どうしたら良いのでしょう?
翌日の恐ろしい二日酔いは、避けることができるのでしょうか。
科学的には、これは可能です。


<二日酔いとは?>
MedicineNetのCarol DerSarkissian医学博士によると、「大量に飲酒することで中枢神経系が揺らぐ」といいます。
アルコールは脳内化学物質の濃度を変化させ、頭痛や吐き気、めまい、頻尿を引き起こします。
最終的に、翌朝倦怠感や激しい頭痛、胃のむかつき、口の渇きといった不快な症状、つまり二日酔いが起こります。


<二日酔いの対処法とは?>
お酒をがぶ飲みしすぎてしまった場合、二日酔いの治療法として、DerSarkissian博士は以下を推奨しています。

1.    アルコールは血糖値を下げるので、果物やジュース、甘い飲み物を摂取することで血糖値を上げ、二日酔いを軽減しましょう。

2.    翌朝に鎮痛剤を服用して頭痛を緩和しましょう。この際、アセトアミノフェン(タイレノール)は選ばないようにしてください。アルコールとアセトアミノフェンを同時に摂取すると、肝臓に有毒となる可能性があります。

3.    カフェインを避けましょう。体の水分を奪い、血管を狭窄させ、二日酔いを悪化させます。

4.    吐いた場合は特に、失われた体液や電解質を置き換えるため、水やスポーツドリンクを飲んでください。

5.    翌朝にミモザやヘア・オブ・ザ・ドッグを飲むのは止めましょう。二日酔いは血中アルコール値がゼロになると起こるため、翌朝にさらに飲酒しても、二日酔いを長引かせるだけです。

6.    二日酔いの恐ろしい頭痛に関して、現状効果が確立されている唯一の治療法は、時間の経過を待つことです。


<そもそもの二日酔いを避けるには?>
二日酔いを避けるための最も確実な方法は、始めから飲酒をしないことです。
DerSarkissian博士によると、二日酔いは大量の飲酒によって起こることがありますが、わずか数杯でも起こることがあるといいます。

飲みに行く場合は、ビールの他、ウォッカやジン等の透明な蒸留酒を選択すると、他の種類のお酒を飲んだ場合と比較して、二日酔い症状が起こりにくいことがあると、DerSarkissian博士は言います。
一部の人は、赤ワインに含まれるタンニンによって頭痛が起きることがあります。
DerSarkissian博士によると、ウイスキーのような麦芽酒は、より重度の二日酔いと関連しているといいます。
また、性別が重要な要素であることを忘れてはいけません。
男性の身体は、アルコールを希釈するための水分量が多いため、男性よりも女性の方がアルコールの作用が強まります。
同じ量を飲んでいても、男性よりも女性の方が、血流にアルコールが蓄積する速度が速まります。

酵母やアーティチョーク抽出物などが含まれた二日酔い用サプリメントはどうでしょうか?
DerSarkissian博士は、こうしたサプリメントの効果を示す説得力のある証拠は存在しないと述べています。
しかし吐き気や口の渇きがある場合、英国の研究者によって、ウチワサボテンが含まれたサプリメントが上記症状の緩和に役立つ可能性があることがわかっています。

DerSarkissian博士は、アルコール中毒は命に関わる可能性のある緊急事態であると、繰り返し述べています。
自分自身や周りの人が気絶したり、激しい嘔吐、混乱、発作、低体温、顔の青ざめ、心拍の低下や異常などの症状が見られる場合は、救急に電話しましょう。

出典 2019年12月31日更新 MediciNet『Hungover? Feel Better Fast With These Hangover Cures』(2020年1月6日に利用)
https://www.medicinenet.com/script/main/art.asp?articlekey=227041