体重が減った? 要因一つでリバウンドを防ぐ
2021年5月24日‐体重を減らすのは難しく、減らした体重を維持するのはさらに難しい場合があります。
さて、新しい研究では、あまり座らないことですべての違いを生むかもしれないことを示唆しています。
減った体重を維持した人々は、肥満のままの人より、毎日、座っている時間が約3時間少なく過ごしていました。
「それは相当な違いとなります。」
と、カリフォルニア州サンルイスオビスポにあるカリフォルニアポリテクニック州立大学の健康研究センターの運動学と公衆衛生の教授である研究著者のスザンヌ・フェラン氏は述べました。
研究では、体重を減らして減った体重を維持した人々は、また、身体活動によって1週間あたりより多くのカロリーを消費したことが示されました。
「座ること減らし、動きを増やす方法を見つけることは、体重管理のための方法としての成功例の一部です。」
とフェラン氏は述べました。
他の方法としては、健康的な食事を摂ることや、体重と食物摂取量を監視することなどがあると彼女は言いました。
この調査には、WW(以前のWeight Watchers)で体重を減らし維持した4,300人以上の人々が含まれていました。
彼らは平均して55ポンド(約25kg)近く減らし、3年間で約20ポンド(約9kg)減った体重を維持することができました。
研究者は、質問票を使用して、彼らの座った姿勢で過ごす状況を肥満のままでいる人々のそれと比較しました。
同じ体重を維持した人々と比較した場合、体重を減らした人々は、平日と週末の両方で、1日あたり平均3時間座っている時間が少ないことがわかりました。
また、平日や週末にコンピューターの前に座ったり、ビデオゲームをしたりする時間は1日1時間少ないことがわかりました。
2つのグループ間で、読書、勉強、旅行、会話、端末でのメッセージのやり取り、友達との交流、またはテレビの視聴に費やし座っている時間に違いはありませんでした。
この研究はObesity誌の6月号に掲載されています。
フェラン氏は、座る回数を減らし、移動量を増やす必要があると強調しました。
「60分間の散歩をしその日の残りの間座るようにします。」
とフェラン氏は述べました。
「計画的に運動を行い、また注意を払い、長時間座っていることを避けます。」
このメッセージは明確です。
「より多く動いで、より少ない時間座ることです。」
とワシントンD.C.の国立体重健康センターの所長であるスコット・カーハン博士は同意しました。
「私たちが行う身体活動の量と座っている時間の両方が、体重や、糖尿病や心臓病のリスクなどの他の健康上のリスクに影響を与える可能性があります。」
と、研究に関与していない、カーハン博士は述べました。
座らずにただ立っているだけではありません。
「身体活動を増やし、座っている時間を最小限に抑えるために最善を尽くして下さい。」
と彼は言います。
「短くて激しいトレーニングで身体活動を増やすことを好む人もいれば、日々の活動を少しずつ増やすことを好む人もいます。これらはどちらも貴重な戦略であり、生活上での必要性や、スケジュール、好みに合ったものであれば問題ありません。」
とカーハン博士は述べています。
座っている回数を減らすことは、ビデオゲームではなくスポーツをすること、電話で話すのではなく友人と交流しながら歩くこと、そして移動を促進する趣味を探求することから始めることができると彼は述べました。
ニューヨーク市のレノックスヒル病院の肥満手術の責任者であるミッチェル・ロズリン博士は、この研究には関与していませんが、次のように述べています。
「運動は優れた減量ツールではありませんが、減量後に体重を維持する唯一の方法です。」
【以下のリンクより引用】
Lost Weight? One Factor Can Keep It From Returning
Healthday