処方片頭痛薬の隠れたリスク

最も一般的に効果があるとされる片頭痛薬が、脳卒中、および心血管のリスクに関連しているとされていますが、新しい研究により、これらの懸念が正当なものである可能性があることがわかりました。

トリプタンとジヒドロエルゴタミン（DHE）薬、この片頭痛の2つのサブタイプの薬剤には脳卒中のリスクについての警告があります。

新しい研究では何百万人という片頭痛患者が潜在的な痛みが軽減されず、患者は副作用のない適応外薬を与えられていたことがわかりました。

一般的にはスマトリプタンおよびナラトリプタン、エレトリプタン（レルパックス）などが処方されます。DHE薬としては、D.H.E. 45そしてミグラナルが挙げられます。

「適切に片頭痛を調整する十分な薬剤がありません。」と、Abington Hospital-Jefferson Health病院の頭痛センターの所長で、筆頭著者であるブラッククライン博士はニュースリリースでこう述べています。
片頭痛は、脳に栄養を供給する血管の腫れが原因で起こると考えられています。頭痛の二つのサブセットである脳底と片麻痺は、血管を収縮することにより、反対の活動を行うと考えられています。
これが、トリプタンとDHEが効果を発揮する部分なのです。これらは、片頭痛を緩和するために血管を収縮させることで作用するのです。
しかし、そういった作用がすでに収縮の原因となるため、これらの薬は、脳底および片麻痺性片頭痛のある人にとって脳卒中のリスクを増加させるのではないかといった懸念に繋がってました。

(記事元)http://www.hcplive.com/medical-news/migraine-medications-underprescribed-for-unsupported-risks