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前立腺がんにおいてザイティガはイクスタンジスパークスより疲労と痛みが少ない

転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)を有する患者において、イクスタンジ(エンザルタミド)で治療された患者は、ザイティガ(酢酸アビラテロン)とプレドニゾンの併用による治療を受けた患者よりも、中枢神経系(CNS)での副作用や疲労感を経験する可能性が高く出ました。

さらに、シカゴで行われた3万人の腫瘍学専門家を集めた米国臨床腫瘍学会(ASCO)の2016年年次総会でのポスターセッションで発表された研究結果によれば、イクスタンジによる治療を受けた患者は、治療のための投与量を減らすという結果が多かったことがわかりました。

研究者は、2012年10月以降に最初にどちらかの治療法で治療し、少なくとも指標日の6ヶ月前に1つ以上の前立腺癌の診断があった特定の患者について、the Marketscan insurance claimsのデータベースに含まれる記録のレトロスペクティブ分析を行いました。

脳、脊髄およびそこから交信する神経で構成されている、CNSの乱れから生じる疲労感や痛みなどの副作用に関しての懸念が高まっています。
研究者によると、これらは、潜在的に線量の減少や治療中断につながる可能性があります。

「以前のプロジェクトでは、ASCO GUと別々にこれらの問題の両方を検証したthe International Prostate Cancer Updateでデータを生成しましたが、一方で、この新しいプロジェクトは、それらの両方を網羅しています。」
と、ポスターセッションで発表した、ペンシルバニア州ホーシャムにあるヤンセン科学省の副所長であるアジャイベリ氏は述べました。
「包含方法は同じですが、分析プラットフォームは、現在統一されています。」とベリ氏はインタビューで述べています。

ザイティガが抗原生合成阻害剤である一方で、イクスタンジはアンドロゲン受容体の阻害剤です。この両方によりmCRPCの治療が示されています。

二つの薬剤の相対的有効性のない無作為化した1対1での研究はなされていないものの、以前、ドセタキセルで治療した患者において「間接的な比較」を行った2014年の研究では、それぞれが全生存率を等しく押し上げたことがわかりました。
イクスタンジは上昇のレベルで進行性疾患の潜在的なマーカーであると考えられる前立腺特異抗原の制御において、より効果的であったのかもしれません。

(記事元)http://www.curetoday.com/articles/in-prostate-cancer-xtandi-sparks-more-fatigue-and-pain-than-zytiga