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JapanRx / 前立腺癌治療薬はほとんどの男性において性機能低下は見られず

前立腺癌治療薬はほとんどの男性において性機能低下は見られず

アメリカ南西部腫瘍学グループの研究者によると男性や彼らのかかりつけ医師は性機 能低下を招くという心配をせず前立腺がん治療薬を使用してもよいそうだ。2007年 7月4日の国立がん研究所ジャーナルは55歳以上の男性17000名以上を7年 間にわたり調査を行い、その結果を報告しました。 その調査によるとフィナステリドを服用した男性はプラセボ薬を服用した男性に比べ多 くの性機能が低下したとされますが、その副作用は7年間で減少したというものです。

この結果によりフィナステリドの副作用への今まで心配は少なくなり 医師は通常性機能障害の可能性を患者へ伝えます。 フィナステリドはFDAに認可された前立腺肥大症の治療薬ですが前立腺がんの予防 、リスク減少に関しては認められていません。 大規模の試験サンプルと長期間にわたる調査を行いフィナステリドが性機能に悪影響 を与えるかを調べ、そうであればこの副作用は継続するのかというものをFred Hutchison(がん研究センター)は言いました。

この研究所は前立腺がん予防試験、大規模二重盲検などから始まりました。 アメリカ南西部腫瘍学グループが2003年におこなった研究では18000人以上の 男性を対象におこない、その結果フィナステリドは前立腺がんの発症リスクを25%下げ るというものでした。新たに報告された性機能に関する研究者たちは前立腺がん予防試験において何人 の男性が性機能低下を発症し、その副作用が長期間にわたり増減しているかを調べ るのが目的でした。

以前の研究ではフィナステリド服用者は性欲低下、EDなどの性機能低下が報告さ れていました。しかしこれらの研究は短期間であり、対象者の年齢、他の健康要因、 個人差などを考慮していませんでした。試験者は2つのアンケートを行いました。広く使用されている性的な問題に関するもの ともうひとつは性行為に関するものでした。 これらのアンケートは性機能に影響を及ぼす要因(年齢、健康状態、喫煙習慣)も 考慮していました。このアンケートを初年に3回行い、その後毎年1回、7年間行いま した。試験結果はフィナステリドはほとんどの男性に対して性的機能に影響を与えないという ものとしました。

以下のページより引用
サイエンスデイリー(2007年7月23日)
http://www.sciencedaily.com/releases/2007/07/070719111406.htm