医師が言う無視できないシラミの7つの兆候
シラミが頭についてもすぐに痒くはなりませんが、注意すべきその他の症状について以下に示します。
自分や家族にシラミがいるかどうかを知りたいと思ことがあるでしょうが、過去にこの気味の悪い頭皮を這う生き物を見たことがなければ、見つける のは難しいかと思います。
実際、シラミの兆候と症状はフケによく似ているのです。
しかし、アタマジラミは独自に固まっているものです。アメリカ疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention, CDC)によると、これらの小さな寄生虫は約2〜3ミリメートルの長さであり、人間の血液を餌にしています。
シラミは飛ぶことも跳ねることもできません。その代わりに、這いずり回ります。とコネチカット小児医療センターの小児科医である、パトリシア・ガルシア博士は言います。
一般的に、直接、他の人の頭と接触することでシラミがうつります。
「シラミがうつるまでの接触は長時間である必要があります。」とガルシア博士は言います。
「シラミにとって、頭から頭までの距離が非常に遠いため、その距離を物理的に横切るには時間がかかります。」
通常は、シラミに感染した人や、または、衣服やヘアブラシなどの持ち物を介して広がります。
シラミは通常、頭皮に生息し毛幹にしっかりと付着していますが、眉毛やまつげにも見られます。
それらは病気は運びませんが、治療が大きな痛みになる可能性があります。
ここでは、シラミがいると思われる場合に何を探すべきか、そしてできるだけ早くそれらを取り除く方法について医師が正確に説明します。
シラミの兆候と症状はどのようなものですか?
シラミの症状の中には、他よりも一般的で目立つものがあります。
しかし、一般的に、下記については注意したいものです。
1.激しいかゆみ
これはシラミの典型的な兆候だとガルシア博士は言います。
アタマジラミは頭皮のあらゆる部分にかゆみを引き起こす可能性がありますが、通常は耳の後ろと生え際だと彼女は言います。
「かゆみは、シラミの唾液による皮膚と頭皮の刺激によって引き起こされます。」
と、ガルシア博士は説明します。
これは知っておくべき重要な事実です。なぜなら、人々はシラミがうつってもすぐに痒くなり掻いたりすることがないからです。
シラミがうつってから痒みが発生するまで、数日かかることがあると彼女は言います。
2.髪に白い点
これらを見つけるのは難しいかもしれませんが、シラミのいる人の頭をよく見ると、毛幹に虫(別名シラミの卵)がよく見られるとボルチモアにある Mercy Medical Centerの小児科医、アシャンティウッズ博士は言います。
「それはフケに似ています。」
カリフォルニア州サンタモニカのプロビデンス・セント・ジョンズ・ヘルスセンターの小児科医であるロバート・C・ハミルトン医学博士は、毛ジラミの卵と フケは簡単に混同されてしまいますが、大きな違いは毛ジラミの卵は毛から取り除くのが難しいことです。一方フケは簡単に剥がれ落ちると言います。
フケは、頭皮に直接白い(または黄色がかった)剥離を引き起こしますが、シラミは毛包にしっかりと付着した小さな米粒のように見えます。
3.頭皮がくすぐったい
皆が頭皮でシラミが動き回るのを感じるわけではありませんが、そのように感じる人もいます。
ガルシア博士は、患者のほとんどが「何も感じない」というものの、シラミが頭の周りを移動するときに気味が悪くくすぐったい感覚を覚える人もいると 言います。
4.頭皮の赤い隆起
繰り返しますが、シラミが引き起こすかゆみは、それが噛みついたときに頭皮に注入する唾液によるものです。
それはアレルギー反応を引き起こし、皮膚に赤い発疹や隆起を引き起こす可能性があるとウッズ博士は言います。隆起部分が髪の下に隠れている ことを考えると、それらを見つけるのは難しいかもしれません。
5.頭皮と髪の中にいる実際の虫
シラミは光を好まず、「それを避けるために素早く動く」ため、髪をとかすときに見つけることはできないかもしれないとガルシア博士は言います。
ただし、十分な速さで髪をとかせば実際にシラミを見つけることができます。
「時々、生きているシラミが走り回っているのを確認できます。」とハミルトン博士は言います。
6.刺激
シラミの咬傷によるかゆみはすべて、頭皮の炎症を引き起こす可能性があります。
「多くの場合、人々は頭が痒いために掻き立てます。」とハミルトン博士は言います。
それにより赤みや痛みなどの、かさぶたや皮膚の炎症を引き起こす可能性があります。
7.睡眠障害
CDCによれば、シラミは夜間により活発になる傾向があり、夜間に餌を食べて動き回る傾向があります。そのために目覚め、質の高い睡眠をとることが難しくなります。
シラミを駆除する方法
シラミは通常、自然にはなくならならず、成虫のシラミは1日に最大10個の卵を産むことができるとウッズ博士は言います。
「シラミが治療されない場合、2〜3週間ごとに急速に個体数が増える可能性が非常に高いです。」
CDCによれば、シラミの治療には通常、害虫駆除ペルメトリンや、ピレトリンを含む市販のシャンプーが使用されます。
これらの治療薬のいくつかは、シラミを殺しますが、頭皮を再治療する必要があるかもしれません。
また、細かいシラミ駆除用の櫛を使用して、残りの死んだシラミや生きているシラミを駆除することが推奨されます。
そして、それがうまくいかないようであれば、医師は、ベンジルアルコール、イベルメクチンローション、またはマラチオンなどの処方薬の使用を勧めることがあります。
続いて家庭で治療を続けたいと思われる場合、また、シラミは動かなくなった後も最大で2日間は生きるため、家の中の処置を行いたいと思われる でしょう。
その際は、シラミスプレーの使用は避け(燻蒸スプレーは吸入すると有毒である可能性があるため)、床と家具に掃除機をかけてください。
衣服をよく洗い高温で乾かし、ブラシや櫛をお湯に少なくとも5分間浸します。
洗えないものはどうすればよいでしょうか?
CDCによると、約2週間密封されたビニール袋に入れておきます。
まとめ
もし自分自身や家族にシラミがいると疑っても、確信が持てない場合はできるだけ早く医師に相談してください。
彼らは迅速に診断しすぐに治療が始まるはずです。
【以下のリンクより引用】
7 Signs of Head Lice You Shouldn’t Ignore, According to Doctors
Prevention