医師の間でニメスリドに対する政府の販売禁止が議論

パトナ（インド）：保健省連合は鎮痛薬ニメスリドの小児への使用を完全に禁止した後、成人における使用を制限するようにビハール州を含む州に指示しました。

州の医師の間では意見が分かれています。 米国、EU諸国や他の先進国では既に禁止されていますが、この薬物はロシア、コロンビア、メキシコなどごく少数の国で承認されています。専門家は、薬物の最大の副作用は肝臓毒性であると言います。

副作用に関しては、アメリカの標準を使用してのテストではなく、インドの臨床症状を考慮しなければならないと医師達は述べています。

ディワカール・テハスウィ博士によれば、インドは、薬品の承認や禁止については一般的に米国のFDA（食品医薬品局）基準に従っていますが、これらはアメリカ人の遺伝的構成に基づいており、インド人の状態に合っているわけではないとのこと。
FDAによって承認されていない薬品が欧州の薬物取締当局によって承認されているケースも多いのです。したがってインドの独自の安全基準をもっと考察すべきなのです。

この薬は貧しい患者、特にビハール州ような貧しい地域の人たちのための恩恵となっていました。 

高名な外科医博士であるAA氏によれば、すべての薬は利点と欠点の両方を併せ持ち、薬の禁止よりも重要であることは医学界が薬の限界を念頭に入れて治療に当たることなのです。
医師が患者の病歴を鑑み、潜在的な副作用を考慮すれば、ある患者には処方できない薬品が他の患者に処方できるとアムルヤクマール・シン氏は述べています。
ニメスリドは非常に効果的な鎮痛剤ですが、一方で幼児には使用されるべきではなく、複合的に使用されるべきでもありません。

しかし、成人には薬の使用に十分に注意を払い、過剰摂取が無ければ使用されるべきなのです。  
しかし医師の中には薬の使用についての全面禁止を支持している人もいます。

全面禁止支持派のモハン・ケジワル博士はこう言います。
「ニメスリドの使用で肝毒性の確率は高く、我々は政府の動きを歓迎します。」

一方、州政府は安全に向けた作業に取り掛かっています。政府が発行した諮問に従い、 成人患者のために必要な警告を付したニメスリドのパケットのみが販売されるように関係各所に指導しています。
１か月以内にすべての化学者が完全に順守することを期待すると州の薬物コントローラであるS・N・サフ氏は述べています。

（記事元）
http://timesofindia.indiatimes.com/city/patna/Doctors-dispute-government-fiat-against-Nimesulide/articleshow/13143275.cms