十代の母親は、うつ病、不安のリスクが高い
2020年2月28日(HealthDay News)-10代で母親となっただけでは十分ではないかのように、若い母親の3分の2が少なくとも1つの精神的健康の問題を抱えていると研究者は言います。
カナダのオンタリオ州にあるマクマスター小児病院の研究チームによると、21歳未満の母親の40%近くがうつ病、不安、多動など複数の問題を抱えています。
これは、子供のいない10代の若者や21歳以上の母親の4倍に相当します。
「現在、若い母親は産後うつ病以外の問題と闘わねばならないことを理解したため、私たちの調査結果は、より良いスクリーニングプロセスの開発、10代の母親のメンタルヘルスの問題のより効果的な検出、および直接的な治療に使用できます。」
と、マクマスター大学の精神医学と行動神経科学の准教授であるライアン・ヴァン・リーシャウト博士は述べました。
「これにより、こういった弱い立場の人々のニーズを満たすことができるように、医療、教育、社会サービス組織の間でのパートナーシップが促進されることを願っています。」
とヴァン・リーシャウト博士は大学のニュースリリースで述べました。
この調査結果は、2012年から2015年の間に実施された、21歳未満の450人の母親と21歳以上の100人の他の母親のインタビューによる診断に基づいています。
「若い母親は、親になる前と後の両方で大きな逆境に直面する可能性がありますが、社会において、こういった女性たちの重大なメンタルヘルスの問題の割合と種類については、ほとんど知られていません。」
とヴァン・リーシャウト博士は述べました。
「私たちはこれらの問題をよりよく理解するためにこの研究を行い、若い母親とその家族に起こる結果の改善を助けることができるようにしました。」
と彼は説明しました。
この研究は最近、『思春期の健康(Journal of Adolescent Health)』誌のでオンライン版で公開されました。
【以下のリンクより引用】
Teen Moms at High Risk for Depression, Anxiety
Reuters