南アフリカは、COVIDの患者に寄生虫薬の使用を許可

南アフリカ当局は、コロナウイルス患者を治療するために、人間と家畜の寄生虫を駆除するために使用される薬剤の使用を承認しました。

イベルメクチンという名称で知られているこの薬は、アクセス制御プログラムの特例手配での使用が許可されると、南アフリカの健康製品規制当局長は水曜日に述べました。

Boitumelo Semete-Makokotlela博士によると、規制当局に薬の使用を申請する医師はケースバイケースでの使用を検討できるようになります。

イベルメクチンは、寄生虫に侵された家畜の治療に何十年も使用されてきましたが、人間では、皮膚感染症や炎症などの病気の局所軟膏として使用されています。

世界保健機関（WHO）は、この薬がコロナウイルスに有望な効果をもたらすことを示唆していますが、他の規制当局と同様に、薬が適切に評価されていないとも言われています。

Semete-Makokotlela氏によると、この薬はCovid-19で併存疾患がわかっている患者への使用に限定されるものではありません。

南アフリカはコロナウイルス感染の第2波に取り組んでおり、入院が急増し救命救急を行うための臨床数が不足しているため、規制当局はすでに新興の闇市場において販売されているイベルメクチンが広く使用されていることを認識しています。

この薬物の管理使用を許可することは、規制当局が薬剤の使用を監視し、身体に非常に必要とされる安全性データを収集することに役立ちます。

「私たちは現在、皆さんが藁をも縋る思いでいることを分かっています。」

と規制当局の会長であるヘレン・リース氏は述べました。

「したがって、イベルメクチンと自己治療についての質問は、科学界の誰もが言っていることです。つまり、それが機能するかどうかも、機能しないかどうかもわかりません。そのため、データを取得する必要があります。」

近隣のジンバブエの当局も、医師が保健省に以前禁止されていた薬の輸入と使用を撤回するようにといった訴えを受け、コロナウイルスに感染した患者を治療するためのイベルメクチンの使用を承認しました。

ジンバブエの医師は、殺藻剤として使用されるナノシルバーを含む溶液でイベルメクチンを使用しており、その配合使用が潮目となることがわかったとプライマリケア医科大学は省への手紙で述べました。

リース氏は南アフリカ人で自己治療を行う人々に、

「あなたが服用している薬の品質に関する情報はないため、特に注意する必要があります。」

と警告しました。

Semete-Makokotlela博士によると、アクセス制御プログラムの展開に関する明確なガイドラインは、今後2日以内に提供される予定です。

また、大規模な臨床試験を実施する計画もあると博士は述べました。

有望なCovid-19治療薬と薬の使用が最初の証拠のみで承認されたのは、これが初めてではありません。

昨年治療のために認可されたいくつかの薬剤は、大規模な臨床試験で最初に得られたような利益を再現することができませんでした。

Semete-Makokotlela博士はまた、規制当局が、保健部門に対し、アストラゼネカ社とオックスフォード大学が製造したコロナウイルスワクチンを配布する許可を与えたと述べました。

これはCovid-19への最初のワクチンです。

また、ライバルメーカーであるジョンソンエンドジョンソン社とファイザー社によるワクチンの申請も検討していますが、モデルナ社からの申請はまだ受けていないと博士は述べました。

Semete-Makokotlela博士によると、南アフリカ当局は、中国やロシアを含む「他の多くの」ワクチンメーカーとも申請前協議を行っています。

【以下のリンクより引用】

Bloomberg