危険なゴマアレルギー、実は多くのアメリカ人に影響
2019年8月2日(HealthDay News)-以前信じられていた以上に、米国の150万人以上の子供と成人がゴマアレルギーがあると、新しい研究でわかりました。
また、ゴマアレルギーは重度の反応を引き起こす可能性がありますが、ゴマは食品ラベルには記載されていないことが多いとノースウェスタン大学の研究者は述べています。
米国では、ピーナッツ、ミルク、貝、木の実、卵、小麦、大豆、魚、およびそれらに由来するタンパク質の8つのアレルゲンと同じように、ゴマの食品ラベル表示は法律で義務付けられていません。
また、ゴマのラベル付けはしばしば混乱を招きます。
たとえば、ゴマのペーストである『タヒニ』と表示される場合があります。
これにより、誤って消費されるリスクが高まります。
「食品の包装にゴマを表示することを提唱するのは重要です。ゴマは多くの食品に隠れた成分として含まれており、回避することは非常に困難です。」
と研究主任著者のルチ・グプタ博士は大学のニュースリリースで述べました。
彼女は、シカゴにあるノースウェスタン大学ファインバーグ校医学部にある食物アレルギーおよび喘息研究センターの所長です。
この研究は、米国食品医薬品局が義務的な製品表示を必要とする食物アレルゲンのリストにゴマを追加するかどうかの検討を行っている時に合わせて、欧州連合とオーストラリアで行われています。
研究者は、米国の50,000世帯の80,000人以上の子供と大人を対象に電話とオンラインの調査を実施しました。
彼らは、特定の反応症状や食物アレルギーの診断など、食物アレルギーと疑われることについて質問しました。
調査結果に基づき、研究者は、150万人以上の子供と成人にゴマアレルギーがあり、110万人以上が医師が診断したゴマアレルギーまたはゴマアレルギー反応症状の病歴を持っていると結論付けました。
研究者はまた、ゴマアレルギーを報告し、潜在的に重度のアレルギー反応を起こしている多くの人々はアレルギー体質とは診断されていないと結論付けました。
「食物アレルギーの疑いでの臨床的確認は、『不必要なアレルゲン回避』のリスクを減らしし、患者が緊急エピネフリンの基本的なカウンセリングと処方を受けることを保証するために不可欠です。」
と、研究の第一著者のクリストファー・ウォーレン博士は述べました。
彼は食物アレルギーと喘息研究センターの研究員です。
ゴマアレルギーは子供や大人に同じような割合で影響を及ぼしますが、これは多くの場合、人生の初期に現れ、10代の頃にはなくなると研究者は述べています。
また、研究者によると、ゴマアレルギーを持つ5人に4人が少なくとも1つの他の食物アレルギーを持っています。そしてその半分以上がピーナッツアレルギーです。
そして3分の1は木の実のアレルギーで、4分の1が卵アレルギー、5人に1人には牛乳アレルギーがあります。
【以下のウェブサイトより引用】
Dangerous Sesame Allergy Affects Many Americans
Healthday