各国が医療チーム物資を派遣する中、サモアのはしかによる犠牲者は42人に
ウェリントン(ロイター)- 今月非常事態宣言が発令された麻疹の流行と戦うため、より多くの国が金曜日、医療スタッフと物資をサモアに送りました。死者数は42人にのぼり、そのほとんどが4歳未満の子供たちでした。
過去数年間での予防接種が大幅に減少したことで、サモアは病気の発生に対して非常に脆弱になりました。
世界保健機関(WHO)は、ワクチン接種率はわずか約31%であると述べています。
ハワイとニュージーランドの中間に位置する赤道の南に位置するわずか20万人の国では学校は閉鎖され、国民への集団予防接種が開始されました。政府は50,068人が予防接種を受けたと述べています。
保健当局は、3,149件の麻疹が報告されており、過去24時間で213件と報告しています。
入院中の197人の患者のうち、20人が重病の子供で、3人が妊娠中の女性であると付け加えました。
政府によると、今回の流行での死亡者数は42人に達し、その大半は4歳未満の子どもたちです。
ニュージーランドは、救急医療支援チーム、予防接種を行う看護師、集中治療の専門家、サモア語を話す医療専門家など、より多くの物資と人員を派遣していると述べました。
「サモアの健康システムは深刻な状態にあります。罹患する多くの人は非常に若く、麻疹の流行のために複雑なケアを必要としています。」
とニュージーランドのウィンストン・ピーターズ外相は述べました。
ニュージーランドは、麻疹と風疹に対するワクチンをさらに10万個供給するするだろう、とピーターズ氏は声明に付け加えました。
イギリスは、金曜日にサモアの流行を食い止める試みを支援するため、英国の医師と看護師のグループを派遣し、オーストラリアは医療人員と物資を送ったと発表しました。
はしかは、咳やくしゃみを通して容易に広がる伝染性の高いウイルスによって引き起こされます。
トンガやフィジーなど、太平洋の他の国々でも、はしかの症例が急増し対策を行っています。
トンガは、ニュージーランド最大の都市であるオークランドから自国のラグビーチームが戻ってきた後に発生したと述べ、増え続けている症例に取り組んでいます。
両親が哲学的または宗教的な理由、またそのようなワクチンが自閉症を引き起こす可能性があると暴く医師が現れると言った不安から子供の予防接種を拒むこともあり、はしかの症例は、ドイツや米国などの裕福な国々を含め世界中で増加しています。
【以下のリンクより引用】
Samoa measles toll hits 42 as nations dispatch medical teams, supplies
Reuters