咳止めシロップよりも禁煙が体のためには良い
(ローチ先生への質問)
親愛なるローチ先生、私の娘は喫煙者です。彼女は現在COPD(慢性閉塞性肺疾患)には罹患していませんが、昨年の春に気管支炎にかかり、1週間休職しました。
彼女が仕事に戻ると気分が悪く、医師は彼女に両方の肺に肺炎があると言いなぜ仕事に戻ったのかと問いました。彼女はまだ医師の指示で咳止めシロップを服用しています。
— N.P.より
(ローチ先生からの回答)
誰かに喫煙をやめさせることは難しいですが、あなたの娘さんには次のいつくかのアドバイスが役立つかもしれません。
最初のアドバイスは、日常的に咳止めシロップを必要とする咳の状態が実際にCOPDの徴候である可能性があるということです。
COPDには、肺気腫と慢性気管支炎の2つの主要な形態があります。
「慢性気管支炎」は、2年継続して湿性咳そうが3ヵ月続くといった症状で定義されます。
2番目のアドバイスは、深刻な症状が出る前の禁煙が、禁煙を行う場合には最適な時期であることです。
身体には慢性的なタバコの煙の影響から回復する能力がありますが、長期喫煙者にはある程度の恒久的な損傷があります。
禁煙すると、進行中の肺の損傷速度が大幅に低下し、息切れや咳などの生涯にわたる症状のリスクが軽減されます。
禁煙を行うことは、咳止めシロップを使用するよりも効果があります。
(ローチ先生への質問)
親愛なるローチ先生、ノルバスクまたはカルシウムチャネルブロッカーを服用すると、骨のカルシウムが減少または破壊されて最終的に骨粗鬆症を引き起こすのでしょうか?
— E.G.
(ローチ先生からの回答)
いいえ。アムロジピン(ノルバスク)のようなカルシウムチャネル遮断薬は、心臓や血管の細胞に働きかけて、細胞へのカルシウムの流れを制御します。
細胞内のカルシウムは平滑筋細胞の制御分子の1つであり、特にノルバスク(Norvasc)は、血管に対して主に効果があり、血管を開いて血圧を下げるため、心臓が必要とする仕事量を行うことができるようになります。
骨に含まれるカルシウムは構造的に使用され、他のイオンと結合して、骨を硬くて強く保つミネラルであるヒドロキシアパタイトを形成します。
骨細胞へのカルシウム侵入のメカニズムは非常に異なっています。
カルシウムチャネル遮断薬は、骨の石灰化に影響を与えず、骨粗鬆症のリスクも増加させません。
ある研究グループは、カルシウムチャネル遮断薬を服用している人は、骨折のリスクがわずかに高い可能性があることを発見しました。しかし、それは、特に高齢者の転倒回数の増加によると考えられていました。
医師は、めまいや転倒のリスクを高める可能性があるため、特に血管を拡張する薬を使いすぎないように注意する必要があります。
【以下のリンクより引用】
TO YOUR GOOD HEALTH: Quitting smoking better than any cough syrup
DSJ Now.com