声がかすれる?耳障りな『しわがれ声』には多くの理由がある
2021年5月23日(ヘルスディニュース)- かすれた声というのは一般的であり、多くの原因があると専門家は言います。
「私たちの約3分の1は、生涯で何らかの声の問題を発症するでしょう。」
アメリカ・ペンシルバニア州ランカスターにあるペンシルベニア州立ヘルスライムスプリング外来患者センターで患者を診察する言語聴覚士のキャリー・ルッジェーロ氏は述べました。
こういった嗄声(させい)のリスクが最も高いのは、歌手、声優、舞台出演者、教師、コールセンターのスタッフ、スポーツコーチ、弁護士、営業担当者など、声を頻繁に使用する人々です。
「嗄声は、声帯にある程度の腫れがあることを示している可能性があります。」
と、最も一般的な原因は風邪または上気道感染症だとルッジェーロ氏はペンシルベニア州立大学のニュースリリースで述べています。
胃酸の逆流や喫煙も嗄声を引き起こす可能性があります。人によっては、年をとるにつれて嗄声が発生します。
嗄声は一部の薬の副作用である可能性があり、パーキンソン病などの一部の神経疾患でもよく見られます。
ほとんどの場合、嗄声は無害であり、自然に消えます。しかし、症状が3週間〜4週間程度で消えない場合、そして、特に他の病気の症状でない場合は、医師の診察を受ける必要があります。
「風邪、呼吸器感染症、またはアレルゲンの存在以外で、持続的な嗄声があるのは正常ではありません。」
とルッジェーロ氏は述べています。
場合によっては、嗄声は頭頸部がんなどの深刻な状態によって引き起こされる可能性があります。
嗄声の最も一般的な治療法は、声を休めることです。
しかし、人によっては、また、呼吸法、マッサージ、およびボーカル修正テクニックなどと組み合わせされることが多いボーカルセラピー(発声療法)が効果的であることがあります。
「発声療法は、筋肉の緊張を取り除き、声の修正を助け、嗄声の原因に対処するのに役立ちます。」
とルッジェーロ氏は述べています。
嗄声を軽減する他の方法には、食事ごとに水を飲む、カフェインとアルコールを減らす、大音量が背景にある中で話し声の音量を制限するなどがあります。
「人々は、急に嗄声を発症した時の救済策がたくさんあるということに気づいていません。」
とルッジェーロ氏は述べました。
「嗄声を気にしながら暮らす必要はないのです。」
【以下のリンクより引用】
Hoarse Voice? There's Many Reasons for Rasping, Experts Say
Healthday