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夜のソーシャルメディアの利用と就寝時間の遅れとの間の因果関係が判明

デューク大学とイェール大学の精神科医で構成されたチームは、夜のソーシャルメディアの使用と睡眠の遅れとの間に因果関係があると説明するものを発見しました。

「ジャーナル睡眠医学(the journal Sleep Medicine)」誌に報告された彼らの研究によると彼らはアメリカ発祥の掲示板投稿型ソーシャルサイト であるRedditのユーザー44,000人のソーシャルメディアの使用と睡眠パターンの遅れを追跡しました。

これまでの研究では、携帯電話やタブレットコンピュータから発せられるブルーライトにさらされると、メラトニンの生成が妨げられるため、睡眠障害を引き起こす可能性があることが示されています。 
この新たな取り組みにおいて研究者らは、通常の就寝時間前にソーシャルメディアサイトに投稿した場合、人々の就寝時間が遅れる可能性があることを発見しました。

研究チームは、ソーシャルメディアへの投稿が人々の通常の睡眠パターン、特に夜の睡眠パターンを妨げているのではないかと考えました。

それを知るために、彼らはソーシャルメディアサイトであるReddit のデータを徹底的に分析しました。
他のソーシャル メディア サイトと同様に、Reddit のユーザーはコメントやコンテンツへのリンクを投稿したり、他のユーザーの投稿にコメントしたりできます。

研究チームは、15 年間にわたってサイト上にいる44,000 人のユーザーによって作成された 1 億 2,000 万件の投稿を合計して分析しました。 

研究者らはサイトを頻繁に利用するユーザーの通常の就寝時刻を確立することに成功し、通常の就寝時刻前のソーシャルメディア投稿の影響を測定できるようになりました。

研究者らは、ユーザーが通常の就寝時刻の約1 時間前にサイトに投稿を行った場合、通常の就寝時刻を過ぎても起きている可能性がはるかに高いことを発見しました。

平均すると、投稿後も通常の就寝時間の1~3 時間後でもまだ起きていたのです。

そして、通常の就寝時間前に複数回投稿すると、さらに遅くまで起きていました。

研究者らは、サイト上での他のユーザーからの反応を期待してドーパミンレベルが上昇すると、投稿者がリラックスして眠りにつくことが難しくなる可能性があると示唆しています。

これまでの研究では、ドーパミンレベルの上昇は精神活動と覚醒に寄与しますが、どちらも睡眠には寄与しないことが示されています。

 

 

【以下のリンクより引用】
Causal association found between evening social media use and delayed sleep

Medical Xpress
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