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太りすぎであることは健康的?

アメリカやその他世界中の国々で、肥満の蔓延との戦いは続いています。
しかし大規模に行われたとある研究により、地域医療による体重増加の扱い方が変わるかもしれません。

太りすぎであることは実際には良いことかもしれません。
デンマークで約40年間に渡って10万人以上の成人を追跡した研究では、ボディマス指数(BMI)が平均以上である人は、健康的な体重、低体重、肥満のグループよりも長生きする可能性が高いことがわかりました。

この研究は2016年にJAMA(アメリカ医師会雑誌)で発表されましたが、この調査結果はその後も公衆衛生に重要な情報を提供し続けています。
またこの結果は、現在の「健康的な」BMI値が、より長く健康的な人生の指標として引き続き使われるべきであるのかという問題を提起しています。

この研究では、成人の医療データを分析しました。

現在のところ、BMI値18.5~24.9が健康的、25~29.9が太りすぎであり、30以上は肥満と見なされています。

この研究でより興味深い点は、BMI値から肥満であると判断された人の死亡リスクが、正常または健康なグループの人と同等となったことです。

「BMIの数字単体では、健康状態や死亡リスクの予測に十分ではない可能性があります。」
と、ペンシルバニア大学医学部の医師、レックスフォード・アヒマ氏は言います。
「この数字は、文脈のなかで捉える必要があります。」

2016年の調査では、アメリカでは3,480万人が過体重であり、1,980万人が肥満であることが示されています。

研究者らは、この研究に参加した肥満の被験者は高コレステロール血症や高血圧といった健康状態が他のグループよりも早く診断される傾向にあったことから、寿命が延びた可能性があると説明しています。

太り過ぎであることの利点を確定するには、さらなる研究が必要です。

医療専門家は今後数十年のうちに、こうした研究をより個別化した健康アプローチの開発に利用したいと考えています。

出典:2019年5月20日更新 Medical Daily 『Is Being 'Overweight' The New Healthy? Large Study Reveals Shocking Claim』(2019年5月22日に利用)
https://www.medicaldaily.com/being-overweight-healthy-large-study-reveals-shocking-claim-435242