太りすぎの子供には高血圧の危険がある
2019年6月14日金曜日(HealthDay News) - 太りすぎの未就学児は6歳までに高血圧を発症する可能性が2倍であり、
心臓発作や脳卒中の危険にさらされます。
そして、こういった確率は4歳という早い時期から高まり始めると新しい研究では報告されています。
研究著者であり、スペインのマドリードにあるカルロス3世保健研究所のイナキ・ギャラン博士は、
「子供は体重が増えても影響がないという神話は、この健康問題の予防と管理を妨げています。」
と述べました。
ギャラン博士は、次のように付け加えました。
「親は幼児により身体的な活動をさせ健康的な食生活を心がける必要があります。」
「女性は妊娠前に余分な体重を落とし、妊娠中に体重が増えないようにし、喫煙をやめるべきです。
これらはすべて生まれてきた子供の小児肥満の危険因子として確立されているからです。」
この研究のために、ギャラン博士と彼のチームは、およそ1,800人の4歳児の体重と血圧を調べました。
子供たちへは6歳時に再び調査が行われました。
研究期間中、健康な体重を維持していた子供たちと比較して、肥満だった子供たちは4歳から6歳までの間に高血圧を発症する危険性がほぼ3倍ありました。
体重を減らすことができた子供たちでのリスクは増加しなかったことがこの研究でわかっています。
この報告書は6月13日にEuropean
Journal of Preventive Cardiology誌で発表されました。
ギャラン博士は次のように述べています。
「太りすぎや肥満が高血圧につながるという危険性の連鎖があり、そのまま成人期に入ってしまうと心血管疾患の可能性が高まります。」
「しかし、この結果は、通常の体重に戻った子供たちは、また、健康な血圧を取り戻すということを示しています。」
【以下のウェブサイトより引用】