女性にとって感情の認識がテストステロンと性的欲求との関連に重要な役割があるかも
科学ジャーナル『Adaptive Human Behavior and Physiology』誌に掲載された予備調査によると、
女性のテストステロンと性的欲求との関係は、
人間関係の状態と身体的、および感情的な認識に依存しています。
研究の執筆者であるISPAのウィリアムジェームズ研究センター(心理社会社会生命科学研究所)のルイ・ミゲル・コスタ博士は、次のように述べています。
「私の頭に浮かんだのは、性欲の意識的経験には、テストステロンによって引き起こされるものを含む、
感情的、および身体的反応についての意識を認識することが必要だということでした。
感情的または身体的な意識が低下すれば、性欲に対するテストステロンの効果が意識的に感じられないため、
テストステロンと性欲との間の相関はほとんどあり得ないでしょう。」
「しかし、これだけではありません。テストステロンは、既に成立しているカップルのつながりを深めるのではなく、パートナーを探すことにつながるホルモンのようなのです。
そんためカップル間の性的欲求はテストステロンの影響はあまり受けないはずなのです。」
168人のポルトガル人女性を対象とした研究では、テストステロンと感情的および身体的認識との相互作用によりパートナーのいない未婚女性の間の
性的欲求が予測されることがわかりました。
言い換えれば、より高いテストステロンレベルを持つ未婚の女性は、感情的および身体的変化を感じることが困難な女性を除いて、
より高いレベルの性的欲求を持つ傾向がありました。
同様に、テストステロンレベルが高いほど、否定や受動的攻撃行動などの、適応力の低い行動を報告した未婚の女性の間での高い欲求と関連していました。
しかし、これは既婚であるかパートナーのいる女性のには当てはまりませんでした。
「私たちの体の内側から来るメッセージを意識することが重要です。これは私たちの選択や行動に影響を及ぼしているものをより良く理解するのに役立つのです。」
と、コスタ博士は述べました。
この研究にはいくつかの制限があります。
たとえば、研究サンプルは主に若い大学生で構成されていました。
「この一連の研究はまだ始まったばかりです。」
コスタ博士は言いました。
「体の内部での感覚に対する意識を高めることを目的とした治療が、テストステロンと女性の欲求との間の関係を決まったパートナーとの関係がない中で、
それを高めるかどうかを検討することは重要です。」
【以下のウェブサイトより引用】