女性の生殖能力に影響する食品とは

メディカルシティ・ダラスの回答：

生殖能力に影響する食事に関してですが、食べるべき、または食べるべきでない特定の食品はありません。
不妊治療の専門家は、妊娠を試みる前に、可能な限り健康的な食生活と消費習慣を持ち、細胞損傷の原因となるものを摂取しないようにすべきだと主張しています。
その他の提案事項は、次の通りです。

• インスリン抵抗性や前糖尿病に寄与する種類の食品の摂取を避ける

• 排卵改善のため5～10ポンド減量する、もしくは体重の10％を減らすには、炭水化物と精製糖の摂取量に注意する。

• カフェイン摂取量を1日2杯までに抑える

ネバダ大学医学部家庭医学の回答：

一部の人は、排卵から月経が開始するまでの期間（月経周期の黄体期）に特定の食品を食べると、生殖能力が向上すると考えています。
最も良く挙げられる食品は、ニンジンとパイナップルです。
このことを事実として裏付けるのに十分なデータはありませんが、ニンジンとパイナップルを食べても害はないでしょう。


ヘルシー・ウーマンの回答：

生殖能力に影響する可能性のある食べ物については明らかになっていません。
とはいえ、妊娠しようとしている期間に健康的な食事を取ることは理にかなっています。
これにより妊娠する確立が上がる可能性はありますが、それ以上に、体に栄養を与え、妊娠する瞬間に最も健康的な状態でいることができます。

妊娠を計画する時は、次の食品を意識的に摂り、体の機能をピークに持っていきましょう。
こうすることで、不妊治療環境が改善されるだけでなく、胎児の成長と発達に最適な栄養基盤が作られます。
以下の食品を多く摂るように心がけましょう。

• ビタミンB群、ビタミンE、繊維を摂るための全粒穀物
• ビタミンCや抗酸化物質を得るための果物や野菜
• タンパク質や亜鉛、鉄分を摂取するための脂肪の少ない肉や豆類
• タンパク質やカルシウムを得るための低脂肪乳
• DHA/オメガ3脂肪酸を含むサーモンやライトツナ缶（ビンナガではない）、特定のブランドの卵 – 胎児の脳や神経系の発達に良い影響を与え、早産リスクを減少させる
• 葉酸400mcgが含まれたマルチビタミン - 特に受胎前および妊娠初期の数週間に摂取すると、脊髄と脳の欠陥のリスクを減らす

加えて、以下のことも検討しましょう。

• 先天性欠損症を引き起こし得る有害な遺伝子の影響を減らす可能性のある栄養素であるコリンを摂取する。ほとんどの女性はコリンの摂取量が不足している。妊婦用ビタミンの多くにコリンは含まれない。

• ハーブティーやサプリメントに注意する。甘草、サッサフラス、高麗人参、セイヨウオトギリソウおよびエフェドラを含む一部のハーブは、不妊治療中および妊娠中は避ける必要がある

• メカジキ、アマダイ、サバ、サメなど、環境によって水銀含有量が多くなる魚は避ける。生の魚や寿司も食べないようにする。

• 水を飲む。水分摂取量が不足すると、子宮頸管液（精子が目的の卵子を見つけるのに役立つ）の流れが鈍くなる。男性の精液にも同様のことが言える。尿が薄黄色になるまで、十分な量の水を飲む。

• カフェインを絶つ。カフェイン摂取量が多いと受胎を妨げる。妊娠するとカフェインが胎盤を通過し、胎児に影響を与え、さらには流産を引き起こす恐れがある。

出典 sharecare『Which foods affect a woman's fertility?』（2020年2月18日に利用）
https://www.sharecare.com/health/infertility/which-foods-improve-womans-fertility