女性の高血圧は男性より危険である可能性

高血圧は症状が出にくいことからサイレントキラーとしても知られていますが 新しい研究では女性の高血圧は男性より危険で、男性とは別の治療法を行うべきであるという報告がありました。 この研究はノースカロライナ州ウェイクフォレストバプテストの医療センターの科学者によって行われ、 Therapeutic Advances in Cardiovascular Diseaseジャーナルに掲載されました。 疾病管理予防センター（CDC）はアメリカの成人3人に1人は高血圧を患っており、 心臓病や脳卒中による死亡リスクを高めているとしています。 しかし最近の研究で女性に起こる高血圧は男性とは異なったメカニズムであることを発見しました。 ウェイクフォレストバプテスト、外科博士のCarlos Ferraioは「 降圧剤の選択において性別を特定の要因として考える研究は初めてのことだった。」と述べました。 昔より医学業界では高血圧は性別に関わらず同じであり、治療もそのような考えで行われてきました。 Ferraio博士と研究チームは高血圧の治療を受けていない、53歳以上の100人の女性を調査しました。 事前調査で彼女達は大きな病気を患っていないことが分かっていました。 これらの調査で血行動態、女性と男性の高血圧発症のメカニズムに関わっているものがないか調べました。 同じ値の高血圧を男女が持っていたら、女性は血管疾患リスクが30-40%ほど高いことが分かりました。 血圧をコントロールするホルモンが含まれている女性の心臓血管系での生理的違いについて観察しました。 これらは心臓病の起こりやすさ、重症度に影響が与えているものを考えられています。 体の弱い患者へのより良い治療法を見つけるために女性特有で高血圧が起っている要因への理解が深まったとFerraio博士は語っています。 研究チームは女性の高血圧の症状は早めの治療が必要であり、治療のための新しい対処法が必要であるとしています。 過去20-30年にわたる研究では男性の心血管疾患関連死亡率が大幅に減少してきていますが女性では大幅に減少していません。 心臓病は女性の主な死因となっています。 高血圧や心臓病リスクを減らすための生活習慣を確率することがCDCは推奨しており 以下のことに注意が必要だと勧告しています。
健康的な食事
適切な体重の維持
運動の習慣
非喫煙
飲酒制限

以下のサイトより引用
http://www.medicalnewstoday.com/articles/270747.php