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妊娠中のナッツ摂取と胎児の脳への効果との関連

妊娠中週2〜3オンス(約57~85グラム)のナッツを食べた母親の子供たちは、記憶力、注意力、I.Q.のテストでより高い得点を取る傾向がありました。

妊娠中にナッツを食べると、子供の認知能力が向上する可能性がある、とスペインの研究者らは報告しています。

欧州疫学ジャーナル(European Journal of Epidemiology)に掲載されたこの研究は、2,208人の子どもを対象にしていました。
被験者の子どもの母親は妊娠第一期と第三期に食事に関するアンケートに答え、その後研究者らは子どもが1歳半、5歳、8歳になった時の運動能力と知的能力のテストを実施しました。

調査の結果、母親の3分の1は全くナッツを摂取せず、ナッツの消費量が最も多かった(平均週74グラム)3分の1の母親の子供は、消費量が少なかった母親の子供と比較して、持続的注意やワーキングメモリ、IQ全てにおいて、スコアがはるかに高いことがわかりました。

この研究では、母親と子どもの年齢や社会経済的地位、喫煙やアルコール摂取の有無、その他様々な特性がコントロールされた上で実施されました。

米国産科婦人科学会は、妊娠中にナッツを摂取した際、ナッツに含まれるタンパク質による効果については認めていますが、神経発達への影響に関する主張は行っていません。

「このような効果が確認されたのはこれが初めてのことであり、ガイドラインを変更するには情報が足りません。」
バルセロナ国際健康研究所( Barcelona Institute for Global Health)の研究者であり、この研究の上級著者であるJordi Julvez氏はこのように述べ、以下のように続けています。
「この結果を他の人でも再現する必要があります。しかしながら私は、女性が少なくとも週に3回ナッツ、特にアーモンドやクルミ、ヘーゼルナッツを食べるよう推奨したいと思います。」

出典:2019年5月7日更新 The New York Times 『Eating Nuts During Pregnancy Tied to Brain Benefits in Baby』(2019年5月8日に利用)
https://www.nytimes.com/2019/05/07/well/eat/eating-nuts-during-pregnancy-tied-to-brain-benefits-in-b...