妊娠中の日光は子供の学習にどのように影響するのか?
2019年7月2日(HealthDay News) - 妊娠中に母親が十分に日光浴をしていない子供たちは、学習障害を発症する可能性が高いと
研究者らは報告しています。
この調査結果は、スコットランドに住む42万2000人以上の学齢の子供たちのデータにからのものです。
妊娠中の全期間で、UVA(紫外線A波)ではなくUVB光線(紫外線B波)へ低レベルで当たることが後の学習障害に関連していました。
紫外線B波だけが関係していたため、研究者たちはその結果がビタミンD産生が不十分であることに関連していると疑っています。
妊娠初期にビタミンDを取り込むことは胎児の脳の発達に不可欠であると研究者らは述べています。
学習障害のある子供の割合は、母親の妊娠月によって異なります。
それは、7月に受胎した子供の17%近くから、日光への露出が少ない2月、3月、4月に受胎した子供の21%にまで渡ります。
しかし、この研究では因果関係を証明することはできませんでした。
グラスゴー大学健康研究所の所長である、ジル・ペル氏は、次のように述べています。
「学習障害は、影響を受ける子供と、その家族の両方に重大な、生涯にわたる影響を与える可能性があります。私たちの研究の重要性は、
それが一部の子供の学習障害を防ぐための考えられる、可能な方法を示唆しているということです。」
「妊娠中にビタミンDサプリメントを摂取することで学習障害のリスクを減らすことができるかどうかを確認するための臨床試験がこれから必要です。」
と彼女は大学のニュースリリースで述べています。
この報告書は、6月27日にScientific
Reports誌に掲載されました。
【以下のウェブサイトより引用】