子供に対するパラセタモール用量における混乱
BBCラジオ4のプログラムにおいて、子供のなかには最新のガイダンスを得るのに5年も遅れている、ということは1000㎎余計に多く取っている子どもいるということを述べている。
いくつかの錠剤およびカプセルは、最新の指針を載せていますが、多くは載せていません。多く投与することは即座に危険というわけではありませんが、注意する必要がありますと専門家は述べています。
2011年には、医薬品およびヘルスケア規制庁は液体パラセタモールの子供用の容量を変え、1日当たり4000㎎から1日あたり4回各750㎎へと変更しました。
しかし、同時に、12から16歳までの子供の容量指針を改定し、2016年の12月終わりまでにパラセタモール錠剤とカプセルの製造を可能にしました。
英国の国民医薬品(BNF) (薬を処方する際に医師が使用する) はすでに液体と錠剤のパラセタモールの両方の変更を反映するように更新されました。
混乱
アバディーン出身の元小児科看護師であり、3人の娘の母であるレイチェルSoplantilaは地元の外科医を訪れた後で彼女の12歳の娘ナオミに知らぬ間に薬をあげすぎていたことに気づきました。
彼女はBNFの基準によれば1日あたり1000㎎多くパラセタモールを3年間も与えいると外科医に告げられたのです。
私はぞっとしましたと彼女は言っています。
親は製品と陳列されたパック済みの薬にはっきりと書かれた情報が正しいと信じ切っていますがそれが間違っていたのです。
バーミンガム大学の肝臓学の教授ギデオンHirschfieldは、ナオミが服用していたパラセタモールの量は彼女にとって有害な量ではなかったといっています。しかし、彼は、付け加えます。パケットの裏に書いてあることは明確で最新の物であるかを確認する必要がありますと。
MHRAによれば、Soplantilaの心配を重く受け止め、両親、患者、それに関わる関係者の困惑を避けるためパッケージの不一致等を是正するように働きかけるつもりですと言っています。
安全性に関心が行くのではなく、新しいガイダンスは鎮痛、解熱のために最も効果的な用量に基づいています。
パラセタモール液は通常子供用であり、優先事項は情報が最新の物であるということだとMHRAは述べています。
人間の医薬品委員会(CHM)は、錠剤のための新しいガイドの施行への段階的アプローチについて合意しました。
改訂された投与量に関する情報は、2011年には公表予定です。
パラセタモールは、2ヶ月以上の子供と成人の痛みと発熱のために広く用いられている薬品です。
MHRAは、英国の子供の(6か月までに)84%がパラセタモールを使用していると見積もっています。
http://www.bbc.com/news/health-37014895