子供の肥満防止には早めの就寝を
2019年5月21日(HealthDay News) - 小児肥満率が高いことをうけ、多くの研究で違いを生む可能性のあるライフスタイル要因、
すなわち子供の肥満のリスクを高める要因とリスクを下げる要因が調査されています。
食事療法以上に、睡眠不足は大人でも子供でも体重の増加に関連しているため、子供もあなた自身がどんなに忙しくても、
子供には十分に睡眠をとらせることが重要です。
『The Journal of Pediatrics』誌に掲載されている調査によると、子供の起床時間は通常、学校やデイケアセンターが始まる時間によって決まり、
簡単に変更することはできないため、子供が必要な睡眠をとるためには早めの時間に就寝することが必要です。
ここでは新生児から15歳まで、約1000人の子供を対象に追跡調査を行い、
研究者は睡眠への注意が就学前の年齢時に開始する必要があることを見出しました。
たとえば、午後8時までに眠りについた4歳の子供たちは午後9時以降に眠りについた子供たちと比べて、肥満のリスクは半分に減ります。
この単純なライフスタイルの修正は、生涯にわたる健康に影響を及ぼします。
当然のことながら、言うは易く行うは難しで、片方または両方の親が仕事で遅くなることで、
夕食や晩方の活動が遅らせてしまう可能性があります。
そのため、家族の時間がない場合は、少なくとも平日に両親が妥協、または調整を行う必要があるかもしれません。
睡眠と健康的な体重の間の関連性に加えて、子供の幸福のためのその他の多くの利点を考えると、
午後8時に就寝時間を設定するのは、親にとっても妥協でき実現することが可能です。
子供たちは年齢別には下記のように1日に十分な睡眠時間を取る必要があります。
*12ヶ月までの幼児:昼寝を含み12〜16時間
*1〜2歳:昼寝を含み11時間〜14時間
*3〜5歳:昼寝を含み10時間〜13時間
*6〜12歳:9時間〜12時間
*13〜18歳:8時間〜10時間
【以下のウェブサイトより引用】