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孫の世話が高齢者の孤独を食い止める

2019年12月18日(HealthDay News)- 孫の世話は老齢の孤立と戦う最善の方法かもしれない、と新しい研究が示唆しています。

この結論は、進行中のドイツの高齢者に関する調査の一環として収集された2014年のデータに基づいています。

調査の対象となった3,900人の孫を持つ人たちのうち、1,100人以上が孫の世話をしていると回答しました。

孫の世話をしている人たちは、孤独と社会的隔離テストのスコアが低く、孫の世話をしていない人よりも大きなソーシャルネットワークがありました。

一方、孫の世話をしなかった祖父母は孤独スコアが高く、彼らにとって重要である少数の人々と定期的に接触していたと研究著者らは述べました。

研究者が配偶者の有無、家事の忙しさ、世帯収入、自己評価による健康状態、身体活動レベル、抑うつ症状などの要因を考慮した後でも、調査結果は変わりませんでした。

この研究は、孫の世話をすること自体により、高齢者の孤独感が減るということは証明することはできず関連があるように思われるということにとどまりました。

ハンブルク・エッペンドルフ大学病院の健康経済学および医療サービス研究部門の研究者である研究員のエレノア・キルケ氏らは、孤独感が少なく、最初の時点では離れて暮らしていた祖父母が孫の世話をする可能性が高いかもしれないと述べました。

また、この調査では、祖父母が孫のどれだけ近く住んでいたか、どのくらいの頻度に世話をしていたのかについては説明していません。

この報告は、BMJ Open誌のオンライン版で12月17日に公開されました。

「補助的に孫の世話をすることにより、彼らの家族が仕事と家庭のバランスをとることを支援することで、祖父母の自尊心が高まり、子供や孫との継続的で前向きな関係を促進するのかもしれません。」

と、キルケ氏のチームは示唆しています。

「さらに、孫の世話は祖父母の社会な輪を広げ、他の子供たちの親や祖父母との関係ができるといった、さらなる機会となる可能性があります。」

と研究著者は説明しました。

 

しかし、祖父母が孫の世話をするのに多くの時間を費やさなければならない場合、それが彼らの生活を妨害してしまうとプラスの効果がなくなる可能性もあると研究者は付け加えました。

 

【以下のリンクより引用】

Caring for Grandkids Might Help Stave Off Loneliness

Healthday