安静時の心拍数により、早期死亡リスクを予測できる
とある研究では、安静時心拍数が1分間に75回以上の場合、早期死亡リスクが倍増することが示されています。
50歳から60歳になるにかけて心拍数が上昇した人もまた、心臓病発症リスクが高まります。
安静時心拍数が遅いことは、健康状態が良く心機能が効率的であることを示しており、1分間の拍動(bpm)の平均は50~100回となっています。
研究者らは、歳を重ねる毎に、定期的な運動や健康的な食生活、禁煙を行うことで、心拍数が遅くなるように努めるべきであると述べています。
科学者らは、各測定時期に10年間の間隔を空け、男性100人の心拍数を2回測定しました。
その後、11年間にわたって追跡調査を行い、死亡者数や心臓病もしくは脳梗塞の治療を受けた人数を数えました。
- 早期死亡率が倍増した
研究開始時に安静時心拍数が75bpm以上であった人は、55bpm以下の人と比べ、早期死亡する確率が倍増しました。
また、2回の検査において心拍数に変化がなかった男性は、2回目の検査で心拍数が増えていた男性と比較して、心血管疾患の発症率が44%低くなりました。
心拍数が1つ上昇することは、何らかの原因で死亡するリスクが3%高まること、及び心血管疾患リスクが1%高まることと関連していました。
またこれは、2%の冠状動脈性心疾患リスク上昇とも関連付いていました。
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【安静時心拍数の測定方法】
1分間の脈拍数を測ることで、心拍数を確認することができます。
安静時心拍数を測るためには、最低5分間は安静にしていることが重要です。
そして、脈拍を測ってください。
脈拍は、手首の親指の付け根当たりで確認することができます。
もしくは首の顎下を押さえることでも、確認することができます。
脈拍が確認できたら、以下のいずれかの方法で心拍数を測定しましょう。
NHS(イギリスの国民保健サービス)では、60~100bpmが正常な心拍数であると考えられています。
身体が健康であるほど、安静時心拍数は低くなります。
アスリートの心拍数は40~60bpmの範囲となる傾向にあります。
自身の心拍数について懸念事項がある場合は、意思に相談しましょう。
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この研究を主導した、スウェーデンにあるヨーテボリ大学のSalim Barywani博士は、次のように述べています。
「患者の安静時心拍数を経時的にモニターすることで、早期死亡率のが高い患者を識別できる可能性があります。」
「早期死亡リスク、もしくは心臓病の発症リスクが高いことが発覚した患者には、運動や食事に焦点を置いたライフスタイルに関するアドバイスを追加することが可能です。」
21年間のモニター期間中、798人中119人の男性が、71歳の誕生日を迎える前に死亡し、237人が心血管疾患を発症しました。
113人は、冠状動脈性心疾患を発症しました。
研究開始時の安静時心拍数が55bpm以上であった男性は、喫煙率が高く、身体的活動を行う頻度が低く、ストレスが多い傾向にありました。
またこれらの男性は、高血圧や過体重など、その他心血管疾患の危険因子も有している傾向にありました。
イギリス心臓病支援基金のAshleigh Li氏は、次のように述べています。
「この研究では関連の存在のみが示されており、理由については説明されていません。」
「この研究は男性のみを対象としていたため、この関連が全ての人に適用されるか否かを調査するためには、あらゆる年代の男女を対象とした、より多くのデータが必要となります。」
この研究は、オープン・ハートジャーナル(journal Open Heart)に掲載されました。
出典:2019年4月15日更新 The Sun 『Your resting heartbeat can predict if you’re at risk of dying young, doctors warn』 (2019年6月17日に利用)
https://www.thesun.co.uk/news/8869598/resting-heartbeat-predict-die-young/
50歳から60歳になるにかけて心拍数が上昇した人もまた、心臓病発症リスクが高まります。
安静時心拍数が遅いことは、健康状態が良く心機能が効率的であることを示しており、1分間の拍動(bpm)の平均は50~100回となっています。
研究者らは、歳を重ねる毎に、定期的な運動や健康的な食生活、禁煙を行うことで、心拍数が遅くなるように努めるべきであると述べています。
科学者らは、各測定時期に10年間の間隔を空け、男性100人の心拍数を2回測定しました。
その後、11年間にわたって追跡調査を行い、死亡者数や心臓病もしくは脳梗塞の治療を受けた人数を数えました。
- 早期死亡率が倍増した
研究開始時に安静時心拍数が75bpm以上であった人は、55bpm以下の人と比べ、早期死亡する確率が倍増しました。
また、2回の検査において心拍数に変化がなかった男性は、2回目の検査で心拍数が増えていた男性と比較して、心血管疾患の発症率が44%低くなりました。
心拍数が1つ上昇することは、何らかの原因で死亡するリスクが3%高まること、及び心血管疾患リスクが1%高まることと関連していました。
またこれは、2%の冠状動脈性心疾患リスク上昇とも関連付いていました。
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【安静時心拍数の測定方法】
1分間の脈拍数を測ることで、心拍数を確認することができます。
安静時心拍数を測るためには、最低5分間は安静にしていることが重要です。
そして、脈拍を測ってください。
脈拍は、手首の親指の付け根当たりで確認することができます。
もしくは首の顎下を押さえることでも、確認することができます。
脈拍が確認できたら、以下のいずれかの方法で心拍数を測定しましょう。
- 60秒間の脈拍数を数える
- 30秒間の脈拍数を数え、2倍にする
NHS(イギリスの国民保健サービス)では、60~100bpmが正常な心拍数であると考えられています。
身体が健康であるほど、安静時心拍数は低くなります。
アスリートの心拍数は40~60bpmの範囲となる傾向にあります。
自身の心拍数について懸念事項がある場合は、意思に相談しましょう。
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この研究を主導した、スウェーデンにあるヨーテボリ大学のSalim Barywani博士は、次のように述べています。
「患者の安静時心拍数を経時的にモニターすることで、早期死亡率のが高い患者を識別できる可能性があります。」
「早期死亡リスク、もしくは心臓病の発症リスクが高いことが発覚した患者には、運動や食事に焦点を置いたライフスタイルに関するアドバイスを追加することが可能です。」
21年間のモニター期間中、798人中119人の男性が、71歳の誕生日を迎える前に死亡し、237人が心血管疾患を発症しました。
113人は、冠状動脈性心疾患を発症しました。
研究開始時の安静時心拍数が55bpm以上であった男性は、喫煙率が高く、身体的活動を行う頻度が低く、ストレスが多い傾向にありました。
またこれらの男性は、高血圧や過体重など、その他心血管疾患の危険因子も有している傾向にありました。
イギリス心臓病支援基金のAshleigh Li氏は、次のように述べています。
「この研究では関連の存在のみが示されており、理由については説明されていません。」
「この研究は男性のみを対象としていたため、この関連が全ての人に適用されるか否かを調査するためには、あらゆる年代の男女を対象とした、より多くのデータが必要となります。」
この研究は、オープン・ハートジャーナル(journal Open Heart)に掲載されました。
出典:2019年4月15日更新 The Sun 『Your resting heartbeat can predict if you’re at risk of dying young, doctors warn』 (2019年6月17日に利用)
https://www.thesun.co.uk/news/8869598/resting-heartbeat-predict-die-young/