実験はテストステロンを与えられた男性は人に見られている時に寛大になることを示す
深圳市大学、ウェイン州立大学、そして北京大学の研究者チームは、実験によりテストステロンを投与された若い男性は、他人の目があるときに寛大になることを発見しました。
Proceedings of the Royal Society B誌に掲載された彼らの論文の中で、この研究グループは若い男性ボランティアに対して行った実験と、そこから得られた結果について概説しています。
以前の調査では、「聴衆効果」について、人前で寄付を求められた場合に、ほとんどの人が寄付を行いまた、寄付を増やす傾向があり人々を寛大にする傾向があることを示しています。
この新しい取り組みの中で、研究者たちは、若い男性が体内のテストステロンのレベルを高めた場合に与える影響について調査を行いました。
このホルモンは以前、男性によるステータスの探究行動に関連付けられていました。
この実験では、18歳から25歳までの男性ボランティア140名の上腕と肩にテストステロンジェルを塗布しました。
ボランティアへは知らせませんでしたが、彼らの半分はテストステロンを含むジェルが塗布され、残りの半分はプラセボが塗布されました。
そしてテストステロンが体内に到達するまで3時間待ち、その後、有名な慈善団体へ寄付を行うように求められました。
ボランティアの中には、よりプライバシーのある場所で寄付を求められる人もいれば、見物人傍観者がグループの前に立っている状態で寄付を求められる人もいました。
研究者たちは、データを調査し、テストステロンの入ったジェルを塗布した上で寄付を求められた男性が慈善団体に最も多くの金額での募金を行う傾向があることを発見しました。
研究者らは、ボランティアは自分たちがより魅力的に見えるように、または自分のステータスを高めたいという欲望の例を示し、その全ては脳に影響を与えていたホルモンの量の増加によるものであったことを示唆しています。
それは彼らに彼らの社会的地位を高めたいという欲求を高め、そして、それは彼らにより多くの金額を寄付する行動をとらせました。
【以下のリンクより引用】
Experiment shows men given testosterone more generous when watched by others
Medical Xpress