寝る体勢が腰痛の原因に？

ベッドに横たわりながら背骨について考えることはあまりありません。
しかし睡眠姿勢によっては、腰痛を引き起こすことがあります。
ですので、夜になったら、マーリーン・カルドウェル医師による、腰痛を避けるための睡眠姿勢に関する以下のヒントを思い出してみてください。


1.    背骨を中心に保つ

質の良いスプリング入りもしくはフォームマットレスを選択する、もしくはフォームマットレストッパーをスプリング入りマットレスの上に追加して下さい。
背骨を中心に保つため、姿勢を変えたり枕を使用することもできます。

2.    仰向けで寝る

仰向けの姿勢が最適な睡眠姿勢です。
体の一番大きな表面に均等に体重がかかることで、部分的に圧力がかかることを避け、内臓が適切な位置に収まります。
うつ伏せ寝は首が不自然な姿勢になるため、最も良くない姿勢であるとされています。

3.    横向きで寝る場合は、方向を交互に変える

体にフィットしないマットレスで片側を下にして寝る習慣があると、筋肉のバランスが崩れたり痛みが生じる可能性があることを示すエビデンスがいくつか存在します。
常に同じ側を下にして寝ると、胴体の一番広い部分である腰から肩にかけての身体の中心部分がぶらさがった状態となります。
腰や骨盤、背骨を一直線になるよう、膝の間に枕を置くと良いでしょう。

4.    枕を使用する
睡眠姿勢によらず、枕は頭と首の下に置き、肩の下に置いてはいけません。
仰向けで寝る場合は、まっすぐの姿勢を保つため、首とマットレスの間に枕がフィットしていることを確認して下さい。
横向きに寝る場合は、厚めの枕を使用して下さい。

5.    体型によって必要なサポートが異なる
お尻の幅が腰の幅よりも広い場合は、柔らかいマットレスを使用することで、幅広い骨盤をサポートすることができ、これにより背骨がまっすぐに維持されます。
お尻から腰が比較的まっすぐなラインである場合は、サポート力の高い、より硬めのマットレスを使って下さい。

出典： 2019年8月29日更新 Health Essentials『Is Your Sleep Position Causing You Back Pain?』一部抜粋（2019年10月22日に利用）
https://health.clevelandclinic.org/sleep-position-causing-back-pain/