小児用片頭痛が即時利用可能に
ペルニクス製薬はトレキシメント(スマトリプタン 10mg/ナプロキセンナトリウム60mg)を発表しました。
新しい投薬用量は前兆のない片頭痛の急性期治療のため12歳以上の小児患者への投与も示されています。
トレキシメントは、最初は2015年5月に食品医薬品局(FDA)に小児集団で使用するために承認さましたが、製剤が遅れつい最近、製造に立ち上がりました。
対プラセボでの臨床研究(N = 490)では、トレキシメントは12歳から17歳の小児患者における2時間後までの痛みを抑えることがより効果的であることを示しました。
トレキシメントは選択的5-HT 1B / 1D受容体作動薬のスマトリプタン、および、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)のナプロキセンの配合薬です。
ナプロキセンとスマトリプタンは唯一FDAで承認されている併用薬です。
スマトリプタンは、5-HT 1B / 1D受容体におけるアゴニスト効果を通じて頭蓋内血管、そして、頭蓋血管の狭窄および神経ペプチド放出の阻害をもたらす三叉神経系の感覚神経に効果を発揮すると推測されています。
プロスタグランジン合成の阻害剤であるナプロキセンは、末梢組織におけるプロスタグランジンの減少を介してその効果を発揮すると考えられています。
トレキシメントは10mg/ 60mgと、85mg / 500mgの含有量の錠剤として、利用が可能となっています。
(記事元)http://www.empr.com/news/pediatric-migraine-drug-now-available/article/525992/