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山火事による汚染が腎臓病患者を危険に晒す

2020年7月29日- 森林火災によって引き起こされた大気汚染は、腎不全の人々にとって致命的となる可能性があると、新しい研究が示唆しています。

研究者らによると、山火事からの大気汚染物質の小さな粒子は、微細粒子状物質と呼ばれ、山火事から肺の炎症を引き起こし、腎不全の人々の不安定な健康状態に、さらに影響を与える可能性があります。

米国腎臓データシステム(腎臓病患者のレジストリ)のデータを使用して、研究者らは、253か所の地方の群での49,000人近くの腎臓透析患者の死亡を調査しました。

この研究では、微細粒子状物質レベルが10μg/ m3増加するごとに、同じ日の死亡率が4%上昇し、翌月の死亡率が7%高いことが判明しました。

 

汚染の増加が10μg/ m3を超えると、毎日の死亡率は8%増加したと、米国腎臓学会のニュースリリースでは発表されました。

「これらの調査結果は、血液透析を受けている患者においての大気汚染への曝露の影響を浮き彫りにし、この集団における山火事の煙が発生している際のそれへの曝露を管理するための介入を、開発および実施するためのさらなる研究の必要性を支持しています。」

と、アメリカ環境保護庁の主任研究者であるアナ・ラポルド氏は述べました。

 

この報告は、7月16日、米国腎臓学会誌のオンライン版で公開されました。

 

【以下のリンクより引用】

Wildfire Pollution Puts Kidney Patients at Risk

Healthday