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JapanRx / 強い鎮痛薬は「常備薬」として取っておけない

強い鎮痛薬は「常備薬」として取っておけない

オーストラリアTGA(保険省薬品・医薬品行政局)はオピオイドのを抑制するキャンペーンを展開します。

TGAは「Return Your Opioids」キャンペーンを展開し、そのためオーストラリア全土の地域の薬局には、不要な医薬品の安全な廃棄を奨励する500のスクリプトカバーが配布されています。

オーストラリアでは、オピオイドの危害のために毎日約150人のオーストラリア人が入院しているとTGAは言います。

「この数値は高すぎるため、すべてのオーストラリア人が未使用のオピオイドを地元の薬局に戻すよう奨励します。」

「オピオイドなどの強力な鎮痛剤は「万が一に備えて」のお薬として保管しないでください。」

オピオイドは中毒性があり、他の薬との深刻な相互作用があります。また、子供やペットが誤って飲んでしまう可能性があり、盗難や悪用されるために狙われることがあります。

「これらは、未使用のオピオイドを「万が一に備えて」残してはならない理由のほんの一部です。」

オーストラリア保健福祉研究所によると、2007年から2008年と、2016年から2017年の間に、オピオイド中毒による入院率が25%増加しました。

医薬品のオピオイドは、ヘロインよりも死亡や入院に関与するオピオイド中毒となる可能性が高いのです。

2016年、オピオイドによる死亡の大多数(83%)は偶発的なものでした。

TGAはまた、期限切れの不要な医薬品を家庭に保管することは危険であり、不要な医薬品の安全でない廃棄は環境への害につながる可能性があることについて繰り返し注意を呼び掛けています。

「地域の薬局には、不要な薬を無料でかつ責任を持って処分してくれます。」とTGAは言います。

「処方薬、市販薬、ハーブまたはサプリメント、ジェル、液体、クリーム、およびペット薬はすべて、無料で安全に廃棄するために地域の薬局に返却できます。」

Return Unwanted Medicines Projectによると、2018年7月から2019年6月までの過去1年間で、薬剤師は613,166 kgの不要な薬を収集しました。

 

【以下のウェブサイトより引用】

DON’T KEEP STRONG PAIN MEDICINES ‘JUST IN CASE’

APJ