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心気症が心臓病リスクを増加させる理由

ノルウェーのベルゲン大学による研究によると、心気症がある人は心疾患を発症する可能性が高くなるといいます。

「心配性な人」は、自分の健康に不安を感じていない人よりも、心疾患を発症する可能性が73%高くなりました。

この関連性は、あらゆる種類のストレスが心疾患の危険因子として長い間認識されてきたという事実によって説明できるかもしれません。

オープンアクセスジャーナルBMJ Openで発表された研究では、研究者により1950年代生まれのノルウェー人7,000人以上の健康データが調査されました。
研究では病院での心臓病治療に関する全国データを使用し、被験者の心臓の健康状態の追跡が行われました。
また被験者の不安状態は、標準尺度を用いて測定されました。

2009年までに、被験者グループの内234人が急性狭心症または心筋梗塞(心臓発作)を発症しました。
研究者らは不安状態と心疾患の因果関係を確立することはできませんでしたが、不安がある人は健康状態の悪化につながり得るその他の精神疾患を患う傾向にあると述べました。

研究者らは、次のように述べています。
「この調査結果は、現状ある不安の身体症状は心疾患を表すものではないという安心感を患者に与える一方、不安症状は時間の経過とともに因果的に心血管疾患リスクの上昇に結びつく可能性があるという相反するジレンマを示しています。」

「私たちの研究は、
症状をモニタリングしたり頻繁に検査を行うといった健康に不安のある人の間の特徴的な行動は、心血管疾患の発症リスクを減らすものではありません。」

出典:2016年11月7日更新 U.S. News 『Why it’s no surprise that hypochondriacs get more heart disease』(2019年5月22日に利用)
https://health.spectator.co.uk/no-surprise-hypochondriacs-get-heart-disease/