心臓が健康？ブロッコリに感謝しましょう

好き嫌いにかかわらず、緑の野菜は私たちの食事の重要な部分です。
オーストラリアのエディスコーワン大学の新しい研究では、アブラナ科の野菜は血管の健康に特に重要であることが示されています。

では、アブラナ科の野菜とは何でしょうか。
本当にこれらを食べる必要があるのでしょうか。
アブラナ科の野菜は、サラダバーの中心となる野菜です。
この野菜には、一般的なブロッコリーの他、スパイシーなカブ、より珍しいコールラビまで、様々あります。

研究者らは、平均年齢が75歳の、684人の高齢女性集団を対象に調査を行いました。
調査では食物摂取頻度アンケートを使用して、対象女性が過去12か月間に消費した野菜の量を報告してもらいました。
これには、キャベツ、芽キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーに焦点を当てたアブラナ科の野菜が含まれます。

結果は、これらの野菜をより多く食べる女性は、動脈石灰化や動脈硬化の発症率が低いことが示されました。
1日に約45グラムを超える野菜を食べた女性は、1日に15グラムしか食べなかった女性よりも、心臓の石灰化が増える可能性が46％低くなりました。

血管の石灰化は、体が血管壁に沿って脂肪やカルシウムを蓄積することで起こります。
これにより血管が硬化して狭くなり、脳卒中や心臓発作の前兆となります。

出典 2020年8月21日更新 Medical Daily『Healthy Heart? Thank Broccoli』 （2020年8月25日に利用）
https://www.medicaldaily.com/eat-cruciferous-vegetables-healthy-heart-455520