心臓専門医はまだ男性のフィールド
米国の心臓病学者のほとんどが男性であり、多くの女性心臓専門医が職場での差別を報告しているという新たな調査結果があります。
調査の上級著者のクレア・デュベルノア博士は、米国心臓学会(ACC)の心臓病学会の女性委員長ですが、彼女は、「「私たちは労働力の多様性を高める必要があります。より多くの女性、過小評価されている少数民族を募集する方法を見つける必要があります。」と述べています。
デュベルノア博士は、「私たちは、私たちの分野でこれを可能にする文化を変えるために努力しなければなりません。」と付け加えました。
この調査には、1,300人以上の男性と約1,000人の女性心臓医が含まれていました。
調査結果によると、職場差別を報告している女性の割合は過去20年間で71%から65%に減少しましたが、その割合は依然として男性より3倍も高いことが明らかになりました。
女性は性別や育児に関連する差別を報告する傾向が強く、男性は人種差別や宗教差別を報告する傾向が高くありました。
女性は他の医学の専門分野よりも心臓病学を選択する可能性はずっと低いようです。
2013年には、女性の心臓内科医は13%で、内科医の35%以上、血液学者/腫瘍医の30%以上、一般外科医の18%、産科医/婦人科医の50%以上と比べてかなりの差がありました。
この調査では、60歳以上の心臓専門医の数が10年前と比べて有意に増加していることが分かりました。
また、個人開業医における心臓病学者の割合は、1996年の73%から23%に減少しました。
この発見は、American College of CardiologyのJournalに12月21日に掲載されています。
良い傾向としては、心臓病専門医は88%の女性と90%の男性が自ら選択した職業に中程度から非常に満足していると答え、仕事の満足度が大変高いことがこの調査でわかりました。
デュベルノア博士は、「男性と女性の大部分の心臓病学者が高いレベルのキャリア満足度を報告しているという知見は心から嬉しく思いますが、このフィールドを改善するためにはまだ多くのことが残っていることは明らかです。」と述べています。
(記事元)https://consumer.healthday.com/general-health-information-16/doctor-news-206/cardiology-still-a-man-s-field-survey-finds-718018.html