心臓病と脳卒中の死亡率は投薬で大幅に減少
英国で8,500人を超える被験者を対象とした長期調査の結果、血圧およびコレステロール低下薬は、10年間の治療を行った後の生存率を向上させるということがわかりました。
臨床試験終了後、スタチンの有効性は10年以上持続しました。
この新しい情報は、高血圧患者の生存率を向上させ、医師から処方される血圧およびコレステロール低下薬の使用に信頼性を与えるものです。
「60歳代の高血圧患者は、カルシウムチャネルブロッカーベースの血圧降下治療とスタチンの併用で治療を受けた場合、75歳から80歳までの間に心臓病や脳卒中で死亡する可能性は低いです。」と研究共同著者であり、ロンドンのクイーン・メリー大学 ウィリアム・ハーベイ研究所のアジャイ・K・グプタ氏は述べています。
「スタチンは、治験を終えた後でも長期生存といったメリットがあることを既に示していますが、血圧治療において初めてスタチンが認められました。この知見は、高血圧に罹患する大部分の患者において有効な血圧降下療法とスタチンの併用をさらにサポートするものです。」
メイヨークリニックによると、アムロジピン(ノルバスク)、ジルチアゼム(カルディゼムなど)などのカルシウムチャネル遮断薬またはフェロジピンなどのカルシウム拮抗薬は、高血圧、胸痛、レイノー病などのさまざまな病気を治療します。
これらの薬は、カルシウムが心臓の細胞や血管壁に入るのを防ぎ、血圧を低下させます。
また、これらの薬物はカルシウムアンタゴニストとも呼ばれ、動脈壁の筋細胞に影響を与えて血管を弛緩させ広げます。
メイヨークリニックによるとカルシウムチャンネル遮断薬のいくつかは、心拍数を低下させ、さらに血圧を下げ、胸痛(狭心症)を和らげ、不規則な心拍をコントロールするという追加メリットがあります。
一方、アトルバスタチン(リピトール)、ロバスタチン(メバコール)、ロスバスタチン(クレストール)などのスタチン系薬剤は、体内でコレステロールを生成する物質を遮断することでコレステロールを低下させます。
メイヨークリニックでは、スタチンが動脈壁のプラークに蓄積したコレステロールを再吸収し、血管や心臓発作のさらなる閉塞を防ぐことに役立つ可能性があると考えています。
【以下のウェブサイトより引用】
https://www.forbes.com/sites/robinseatonjefferson/2018/08/27/death-rates-from-heart-disease-and-stro...
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