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JapanRx / 心血管疾患や脳卒中を予防するための新たな治療法へつながる可能性がある画期的な発見

心血管疾患や脳卒中を予防するための新たな治療法へつながる可能性がある画期的な発見

日付:2023 年 11 月 13 日
情報ソース:レスター大学
概要:研究者らは、食事中のコレステロールが細胞に吸収されるメカニズムを発見しました。
この発見は、他の治療法を補完し、潜在的に命を救う可能性のあるコレステロールの摂取を抑制するための治療法の介入においての新たな道を切り開きます。

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レスター大学の研究者らは、食事中のコレステロールが細胞に吸収されるメカニズムを発見しました。

サイエンス誌に掲載されたばかりのこの発見は、他の治療法を補完するものであり潜在的に命を救う可能性のある『コレステロール摂取を制御』するための治療の介入の新たな機会となります。

この研究は、米国、中国、オーストラリアの研究者らと共同で行われ、アスターB (Aster B)、そして、アスターC( Aster C)と呼ばれる2つのタンパク質が、腸の内側の細胞膜からコレステロールが存在する内部エリアまでコレステロールを輸送する上で重要な役割を果たし、そこでコレステロールが循環前に修飾されることを示しました。

この研究の資金はルダック財団から提供され、コレステロールが体内でどのように輸送されるかについての共同研究のために米国とヨーロッパの8つの研究室に600万ドルが財団より寄付されました。

レスター大学構造化学生物学研究所の研究者らは、その専門知識を活用して、コレステロール低下薬であるエゼチミブがどのようにしてアスターBおよびCのコレステロール輸送能力を阻害するかを明らかにしました。

構造化学生物学研究所の所長であるジョン・シュワーベ教授は、次のように述べています。

「この画期的な成果は長期にわたる協力の成果であり、心血管疾患や脳卒中と闘う方法を特定する国際的な取り組みの一環です。

コレステロールの吸収と代謝の重要な領域、特に細胞や組織内でコレステロールがどのように移動するかをより深く理解することは不可欠です。

この知識により心臓発作や脳卒中などの最も深刻な公衆衛生上の問題と闘うためにこれらの経路に関与する特定のたんぱく質を標的とした新薬や治療法を作り出せるようになります。」

コレステロールは血液中に存在する天然の脂肪物質です。

肝臓で生成され、赤身の肉や乳製品など、私たちが食べる食品の一部にも含まれています。 揚げ物も食事中のコレステロールを増加させる可能性があります。

私たちの体が機能するにはコレステロールが必要ですが、それが過剰となって高コレステロール血症となると動脈が詰まり、心臓病などの健康上の問題を引き起こす可能性があります。

シュワーベ教授は、次のように付け加えました。

「一部のコレステロールが細胞に吸収されるのを防ぐことができれば、最終的にはその人個人のコレステロールの上昇を防ぎ、心臓発作や脳卒中のリスクを減らすことができ、ひいては命を救える可能性があります。」

「ルダック財団の専門家チームは、様々なレベルで様々なアプローチに従い問題に対処するために使用される様々な専門知識を持っています。

私達は、コレステロールの吸収を標的とすることに加えて、コレステロールの代謝と輸送が、コレステロール値とアテローム性動脈硬化症にどのような影響を与えるのかを特定しようとしています。

コレステロールトランスポーター は血中コレステロール値を調節するのに不可欠であるため、最終的に心臓発作や脳卒中のリスクを下げる薬剤を開発するために、これらのトランスポーターの機能に影響を与える小分子をテストしています。」

博士研究員のベアトリス・ロマルティネス・アロンソ博士は、次のように付け加えました。

「人間の健康に非常に関連性の高い新しい科学の発見というのは、取り組むべき素晴らしい課題です。」

 

 

【以下のリンクより引用】

Ground-breaking discovery could pave the way for new therapies to prevent cardiovascular disease and stroke

Sciencedaily

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