抗寄生虫薬イベルメクチンにCOVID-19の「治癒」を助ける可能性
ウイルスとの戦いを支える可能性を持つ広域スペクトルの薬物「イベルメクチン」
COVID-19治療に対する新たな光明
ウイルスとの戦いも示されている広域スペクトルの寄生虫駆除剤であるイベルメクチンは、COVID-19の治療薬としての有効性を評価する研究において、現在テストされています。
イスラエルの研究からの報告
エルサレムポストによる報告では、イスラエルのテルハショマーにあるシェバメディカルセンターの旅行医学および熱帯病センターの創設者であるエリ・シュワルツ博士は、イベルメクチンの臨床試験を開始し、この薬剤がCOVID-19の「治癒」に役立つと考えています。シュワルツ氏は、イベルメクチンがCOVID-19患者の感染期間を短縮し、数日で仕事と通常の業務に戻ることができると考えています。
薬物の有効性を検証する研究
これまでに、100人の患者の二重盲検、四重マスク研究と並行して26人が無作為に割り当て登録されています。シュワルツ氏は、介入後6日以内にウイルス除去を確立したいと考えており、イベルメクチンが症状の軽減を早めるのに役立つかどうかも監視しています。
抗寄生虫薬の可能性
抗寄生虫薬は、SARS-CoV-2ウイルスを殺す非常に強力な能力があるというニュースで以前から報道されていました。4月にオーストラリアの研究者が実施したイベルメクチンに関する研究でも、肯定的な結果が示されていました。5月、バングラデシュの医師は、COVID-19の治療のために転用されたイベルメクチンが患者をわずか4日間で感染から完全に回復させ、またSARS-CoV-2ウイルスを48時間で死滅させると報告しました。
新たな治療法の展望
韓国・ソウルにあるDaewoong Pharmaceutical Co.、Ltd.による研究ではフェレットで試験された別の抗寄生虫薬のニクロサミドは、肺から新型コロナウイルスを排除したことが判明しました。Daewoong社によると、その実験的抗ウイルス薬はフェレットの肺組織の病気を完全に治しており、同社は今年末までにCOVID-19治療薬の承認を得て、7月にヒトの臨床試験を開始する予定です。
【以下のリンクより引用】
Broad-Spectrum Antiparasitic Drug Ivermectin Could Help `Cure` COVID-19
HospiMedica.com