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救急医療でSTIと診断され治療を受ける若い女性は60%未満

  2019年5月28日にJAMA Pediatricsのオンラインで発表された研究レターによると、救急医療部門で性感染症(STI)と診断された
若い女性のうち、この疾患を治療するために抗菌療法を受けるのは60%未満です。

毎年、性感染症と診断される人々の約半数は十代、二十代の若者が占めています。

疾病管理予防センターによると、女性が性感染症を未治療のままにしておくと骨盤内炎症性疾患(PID)を引き起こす可能性があり、
これは将来的に不妊に繋がる可能性がある生殖器官の感染症です。

「ティーンエイジャーのSTI処方薬の充填率が非常に低いことに驚きました。」
と、研究の主任著者であるモニカ・K・ゴヤル博士は述べました。

「我々の調査結果は、この高リスクにある集団での治療を順守させるための革新的な方法を特定することが、
絶対に必要であることを示しています。」

大都市の三次医療小児病院に所属する2つの救急部門で実施された遡及的コホート研究は、
PIDまたはクラミジア陽性の検査でSTIと診断された後、2016年1月1日から2017年12月31日まで抗菌薬治療を処方された、
13歳〜19歳の若者を対象としていました。

救急医療部門でSTIと診断された696件の症例のうち、208人のティーンエイジャーは抗菌治療のために外来処方を受けましたが、
処方箋を順守していたのは、そのうちの54.1%のみでした。

「ティーンエイジャーは、自己負担費用、交通手段へのアクセス、機密保持の問題など、STIの治療に関して困難に直面する可能性があります。」
とゴヤル博士は付け加えました。

今後の研究では、STIの治療順守を促進する救急部門をベースとし、処方を行う際の障壁が特定されるでしょう。  

【以下のウェブサイトより引用】
https://medicalxpress.com/news/2019-05-young-women-stis-emergency-departments.html