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JapanRx / 新しい「アルツハイマー病センサー」血液検査は、発症の8年前に病気の検出が可能に

新しい「アルツハイマー病センサー」血液検査は、発症の8年前に病気の検出が可能に

アルツハイマー病で死亡した人の脳で剖検を行ったところ、脳内の神経細胞(ニューロン)の間にアミロイド斑が蓄積していることが明らかになった場合にのみ、
死亡後にそうだと確実に診断できます。
これらの硬くて不溶性のプラークの存在が、アルツハイマー病の特徴の1つです。  

しかし、医師は、患者がまだ生きている間にも、一連のテストに基づき、患者が「アルツハイマー型認知症の可能性がある」= 別の原因による認知症 、
または「アルツハイマー病の可能性が高い」=他の認知症の原因を見つけることができないと仮定することができます。

既存の技術では、アルツハイマー病は、プラークが脳内に形成されて初めて検出されます。
この時点での治療はもはや不可能なのです。

アルツハイマー病患者において、アミロイドベータタンパク質は、最初の症状が現れるよりずっと前に病理学的変化のために誤って折り畳まれます。
アルツハイマー病によって引き起こされる最初の変化は、タンパク質レベルで20年早く起こります。

しかし、ドイツのRuhr-UniversitätBochum(RUB)で開発された2段階法は、はるかに早い段階でアルツハイマー病を検出するのに役立つようです。 

RUBの生物物理学科のクラウス・ガーヴェルト教授が率いる研究チームは、 「アルツハイマー病のセンサー」と呼ばれる簡単な血液検査を用いて、
この誤って折り畳まれまれる「ミスフォールディング」の診断に成功しました。

その結果、アルツハイマー病は最初の臨床症状が現れる約8年前に検出されるようになりました。
RUBの研究者らは、ジャーナル『Alzheimer's and Dementia:Diagnosis Assessment and Disease Monitoring』誌の2019年3月版に研究結果を報告しました。
2段階診断法においては、研究者は元の血液検査を使用して危険度の高い個人を特定します。

彼らはその後、認知症特異的バイオマーカー(タウタンパク質)を追加して、最初のステップでアルツハイマー病の診断が陽性であった試験参加者に対して
さらなる試験を実施します。
両方のバイオマーカーが陽性の結果を示す場合、アルツハイマー病の可能性が高いことになります。  
「両方の分析を組み合わせることにより、アルツハイマー病患者100人中87人が我々の研究で正しく診断されました。」
とガーヴェルト教授は説明しました。 
「また、健常な人での誤診診断数を100人中3人にまで減らしました。第2の分析は、脊髄から抽出された脳脊髄液中で行われます。
今、疾患の非常に初期の段階で試験参加者を用いた新しい臨床試験を開始することができます。」

「アミロイド斑が形成されてしまうと、この病気はもう治療できないようです。」 と研究グループの長でアルツハイマー病センサーの共同開発者である
アンドレアス・ナベルス博士は述べました。 

「アルツハイマー病の進行を阻止しようとする私たちの試みが失敗した場合、それは私たちの社会に大きな負担をかけることを意味するでしょう。」
ナベルス博士は、このセンサーは使いやすく、バイオマーカーの濃度の変動に関しては強固なものであり標準化されていると述べました。

「私たちは現在、将来的に唯一の血液検査を提供するために、血液中の2番目のバイオマーカー、
すなわちタウタンパク質を検出するために詳細な研究を行っています。」  

【以下のウェブサイトより引用】
https://www.medicaldaily.com/new-alzheimers-sensor-blood-test-can-reveal-disease-8-years-symptoms-on...