新米ママは臍帯血を寄付することで誰かの命を救える
2019年8月5日(HealthDay News)- 妊娠中の女性は、臍帯血を寄付することで誰かの命を救うことができることを覚えておいてと臨床細胞療法の専門家は言います。
臍帯血は、健康な赤ちゃんの誕生後に臍帯と胎盤から採取された血液のことだと、ファビオ・トリオーロ博士は言いました。
彼はヒューストンにあるテキサス大学健康科学センターの細胞療法コア研究所の所長です。
臍帯血は、白血病、リンパ腫、鎌状赤血球症など、助かるために幹細胞移植を必要とする血液疾患の患者の治療に使用できます。
研究者は、脳性麻痺や先天性横隔膜疾患などの状態に対する他のタイプの臍帯血ベースの治療法についても調査しています。
患者に合ったドナーを見つけるのは困難な場合があるため、血液バンクでは、より多くの患者が治療を受けることができるように、 新しくママとなった女性に臍帯血の提供を呼び掛けています。
公共の血液バンクに寄付された臍帯血は、感染、遺伝、血液および代謝障害がないことを確認するためのテストが行われます。
大学のニュースリリースでの説明によると、その後、登録され、移植に利用できます。
移植に適さない臍帯血は、研究に使用されるか廃棄されます。
米国では、採取された臍帯血で移植に適しているのは半分未満です。これは通常、容量と細胞数が不十分であるためです。
出産するすべての女性が寄付できるわけではないことをトリオーロ博士は指摘しました。
たとえば、あらゆる種類の癌にかかったことのある女性は寄付できません。過去12か月以内に臓器または組織の移植を受けた女性も同様です。
双子を出産した女性も臍帯血を寄付することはできません。これは、臍帯ごとに異なる組織タイプがあり、収集中に2つの臍帯血ユニットが 混同されるリスクがあるためです。
【以下のウェブサイトより引用】
New Moms Can Save a Life By Donating Cord Blood
Healthday