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新規症例数ゼロのニュージーランドが、残りのCOVID-19規制を解除

ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は、本国ではCOVID-19の根絶が公式に認められ、
最後に確認された感染者が回復した後は、通常の生活に戻ると述べています。

海外からの入国者の隔離は、引き続き継続されます。

この声明は、ニュージーランドが新型コロナウイルスのコミュニティ感染を根絶し、アーダーン政府が規制を緩和し始めた翌週に発表されました。

最新の声明によって、人口500万人のニュージーランドの警戒レベルは最低レベルまで下がりました。
つまり、コンサートやスポーツイベントといった公共の場での大規模集会が、日々の感染者数増加によりアーダーン首相が全国的なロックダウンを発表した3月23日以降、初めて許可されるということです。
レストランや公共交通機関も、通常の営業を再開することができます。

「本日、警戒レベルを1に移行し、経済活動を通常に戻すことに内閣が合意したことを発表します。以降は直ちに実施されます。」と、彼女は述べました。

アーダーン首相が活動性のCOVID-19感染症例が無くなったと聞いた時、彼女は今月2歳になる娘のニーブと「小躍り」したと言います。

「娘は少し驚きましたが踊りに参加し、何故私が踊りまわっているのか分からないまま、踊りを楽しんでいました。」と、首相は話します。

感染症の脅威に迅速な対応を見せたニュージーランドは、この危機に対する対処法のモデルとして引用されることが多々あります。
3月には海外からの入国者に2週間の権益を課し、それに続いてすぐさまニュージーランド人を対象とした1か月間の自宅待機命令を発表しました。
症例数は4月初めにピークを迎え、その後数週間かけて急激に減りました。
5月末までには、ニュージーランドでの活動性COVID-19症例はたったの1件となりました。

とはいえ、ニュージーランドではこの感染症により、1,500件以上の感染症例及び22件の死亡症例が発生しました。

ですが、アーダーン首相は感染症に対する懸念は継続し、ニュージーランドは「世界の他の国々て起きていることに免疫がある訳ではない」と警告しています。

「警戒レベル1では、回復傾向が続くことが予測されます。」と彼女は報道陣に告げたものの、「再びいくつかの症例が発生することはほぼ確実です。これは、私たちの決断が失敗に終わったという意味ではありません。」と付け加えました。

彼女は、体調が優れないニュージーランド人は医師の指示に従い必要な場合は自己隔離を行い、頻繁な手洗いやその他予防策を継続する必要性を改めて強調しました。

ツイート上では、本国の環境大臣が祝福ムードで、「ニュージーランド、よくやった」を意味するマオリ語の表現「Ka pai, Aotearoa」を使用しました。

「今夜はシャンパンを開け、この国の人々の健康に乾杯するだろう」と、彼は書いています。

出典 2020年6月8日更新 NPR – Coronavirus Live Updates『With No Current Cases, New Zealand Lifts Remaining COVID-19 Restrictions』(2020年6月9日に利用)
https://www.npr.org/sections/coronavirus-live-updates/2020/06/08/871822321/with-no-current-cases-new...