日立、東芝、ミラカが抗原検査キットの製造ラインを設置
東京(ロイター 2020年6月5日)- 日本の産業コングロマリットである日立製作所と東芝、およびみらかホールディングスの子会社である富士レビオは、金曜日、共同で抗原コロナウイルス検査キットを製造する施設を設立すると発表しました。
この製造ラインは、5月に日本政府の承認を受けた富士レビオ社の検査キットを従来の2倍にあたる週に40万個まで生産するのに役立つと、同社は述べています。
この施設は12月までに北海道北部で製造を開始します。
抗原検査では、ウイルス内またはウイルス内で見つかったタンパク質を走査します。
この検査ではウイルスをすばやく検出できますが、現在、主流となっているポリメラーゼ連鎖反応検査(PCR)よりも高い確率で偽陰性となります。
PCR検査では結果が得られるまで4時間〜6時間かかりますが、富士レビオ社の手のひらサイズの抗原検査キットでは約30分です。
この希有なパートナーシップでは、日立がエンジニアリングのノウハウを提供し、東芝が設備を提供します。
富士レビオは現在、南日本の工場で検査キットを製造しています。
新型コロナウイルスは世界中で640万人以上が感染し、約38万人が亡くなっています。
日本ではこれまでに約17,000人の感染と900人の死亡が報じられています。
【以下のリンクより引用】
Hitachi, Toshiba, Miraca to set up line for antigen test kits
Reuters