晩年での認知活動が認知症を遅らせる可能性がある
*80年代になっても読書、パズルやゲームを行うことで、認知機能が保護される可能性があります。
2021年7月14日(ヘルスディニュース)- Neurology誌のオンライン版に7月14日に公開された研究によると、老年期でも活発に認知活動を行うライフスタイルにより、アルツハイマー型認知症の発症を遅らせる可能性があります。
シカゴのラッシュ大学医療センターのロバートS.ウィルソン博士と同僚は、より高いレベルでの認知活動が、高齢者でのアルツハイマー型認知症の発症時期を予測するかどうかについて評価しました。
分析には、認知症のない1,903人の高齢者(平均年齢79.7歳)が含まれ、彼らは平均6年8か月間追跡が行われました。
研究者らは、ベースラインでの認知活動のレベルが高いほど、アルツハイマー型認知症の発症年齢が高いということの関連を発見しました。
低い認知活動と高い認知活動での比較の場合、10パーセンタイルと90パーセンタイル、認知症の平均発症年齢は88.6歳と93.6歳でした。
潜在的に交絡因子を調整した場合でも結果は同様でした。
死亡してから神経病理学的検査を受けた695人の参加者のサブセットの中で、認知活動はアルツハイマー型および他の認知症タイプでの死後マーカーとは無関係でした。
「私たちの研究は、認知活動と認知症を発症する年齢との関連が主に後年に行う認知活動によって左右されることを示しています。」
とウィルソン博士は声明の中で述べました。
【以下のリンクより引用】
Late-Life Cognitive Activity May Delay Dementia
Healthday