暑い季節、女性は汗をかかない代わりに病気の懸念が
ニューヨークの内科専門医である、キース・ローチ先生に伺いました。
【質問】
私は汗をかいたことがなく、その理由を知りたいと思っている年配の女性です。そのため、発熱するとかなり病気が深刻になります。
私はアウトドアが大好きですが、暑い日にはほんの少ししか外に出られません。 思うような回答は誰からも得られていません。
【回答】
発汗がまったくない状態のことを『無汗症』といいますが、それにはいくつかの原因があります。
まれに生まれつきである場合があります。あまり汗をかかない人はそうである可能性があります。
しかし、これらの希少疾患のほぼすべてには他の重要な疾患があります。それはまだ言及されていない症状です。
汗腺の損傷は、自己免疫疾患や汗腺を破壊する可能性のある疾患がある場合に見られますが、いきている間に識別される症状がたくさんあるため これらはどれも影響しそうにもありません。
また、副作用として発汗しないという症状が発現するかもしれない薬物についても言及されていません。
あなたは診断可能な病気にかかっているのではなく、体が発汗を起こす沸点が正常範囲よりも高い乏汗症なのだと思われます。
少し暖かい気候でも汗でびしょびしょになる人がいれば、汗をかかない人もいます。
発汗は体を涼しく保つためには重要であるため、汗をかかないことは熱中症などの熱傷リスクが高くなります。
これまでのように暑い気候を避けるのが賢明です。
つばが広い帽子を着用するなどの日焼け止め対策も賢明な方法です。
高齢者は若い人よりも熱に適応する能力が低いため、年をとるにつれて過剰に暑い場所を避けることがさらに重要になります。
【質問】ローチ博士、私は25歳の男性で、18歳で骨粗鬆症と診断されました。
小児喘息のステロイド吸入が原因である可能性が最も高いです。
トップクラスの医療機関の内分泌専門医による他の多くのテストでは他の可能性が除外されています。 6年間、運動を続け、ビタミンDおよび カルシウムの摂取により私の骨密度は一部は正常ですが、他の部位ではなお骨減少症があります。
私は男性型脱毛症もあり、フィナステリドの服用を検討しています。
ある内分泌学者はそれが私の骨密度に影響するかもしれないと言います。
セカンドオピニオンがあり、医師からは1mgのものであれば私の骨密度に影響を与えないと言われました。私は骨を傷つけたくはありませんが、 髪も失いたくありません。
【回答】
フィナステリドとデュタステリドは、テストステロンをジヒドロテストステロンに変換する酵素をブロックすることで作用します。
テストステロンは男性と女性の重要なホルモンであり、骨量を促進します。
テストステロンレベルの低下は、内分泌専門医があなたを検査する際のチェック項目の1つです。18歳の男性での骨粗鬆症は非常にまれです。
ジヒドロテストステロンは、成人男性では生理的効果がほとんどありませんが、思春期には非常に重要です。
ジヒドロテストステロン(DHT)が影響する2つは、前立腺肥大と男性型脱毛です。
DHTの形成を可能にする酵素をブロックする薬は、これらの両方の疾患に使用されます。
骨密度に対するフィナステリドとデュタステリドの効果は、いくつかの研究でテストされていますが、幸いなことに、これらの薬剤のいずれも骨密度は 低下させないという、非常に強力な証拠があります。
実際、ある研究では、対照群と比較してデュタステリドを服用している男性の骨密度の改善が示されました。
証拠はこれらの薬剤を治療として使用するには十分ではありませんが、前立腺肥大または脱毛のためにそれらを服用している男性の骨に害を及ぼす可能性は低いと確信しています。
ちなみに、現在使用されているステロイド吸入剤は非常に吸収されにくいため、吸入ステロイドによる骨粗鬆症は非常にまれです。
【以下のウェブサイトより引用】
Your Good Health: Hot weather no sweat for woman; she gets ill instead
TIME COLONIST