最新のがん予防:活動的に、そしてビールとベーコンをやめましょう
2020年6月9日(ヘルスディニュース)- 最新の癌予防ガイドラインは、典型的な庭でのバーベキューの内容を変える可能性があります。
その中にホットドッグと酒はもうありません。
中には野菜ケボブがあり、水泳やバドミントンが取って代わるでしょう。
アメリカ癌協会(American Cancer Society)の新しいがん予防の推奨事項は、とりわけ、日々の身体活動を増やすことを提案しています。
1日約20分の身体活動を最低とし、1日40分以上行われれば更に良好です。
新しいガイドラインでは、赤肉や加工肉、精製された穀物、アルコールなど、不健康な食品を避けることにも重点が置かれています。
「新しい推奨事項は、いくつかの重要な領域(健康的な体重と食事、身体活動、アルコールの回避または制限など)への重点を強調しています。」
と、アメリカ癌協会(ACS)の癌の予防と早期発見担当のローラ・マカロフ博士は述べました。
新しい報告によると、これらの要因が、米国における癌症例の最大18%と癌による死亡の16%を占めていました。
ACSには、個々のライフスタイルの実践に関する推奨事項に加えて、コミュニティが行動を起こすためのガイダンスも含まれていました。
「ACSは、個々の選択に関する推奨事項に加えて、健康的な選択をすることは多くの人にとって困難な場合があることを認識しています。私たちは健康的な生活と健康的なライフスタイルを実現するための障壁を減らす必要があります。そのためには、あらゆるレベルで協力を行い、そして健康的な食品へのアクセスと運動の機会を確保するための政策を実施する必要があります。」
とマカロフ氏は述べました。
ニューヨーク州マウントキスコにあるノーザンウエストチェスター病院の臨床栄養外来プログラムのコーディネーターの登録栄養士のパット・タリオ氏は、これに同意しました。
「これはコミュニティと社会的努力で行われなければなりません。COVIDとそれに費やされた金額を考えると、健康的なライフスタイルに集中し続けることが特に重要になるでしょう。」
とタリオ氏は述べました。
「コミュニティが体育教師とスポーツプログラムをカットすることで、資金を削減するならば、それは全体的な健康の助けとはなりません。」
ガイドラインでの最大の変更は次のとおりです。
身体活動
米国政府の推奨事項に沿って、ACSのガイドラインは、アメリカ人は毎週150分〜300分の適度な身体活動を行うべきであると述べています。
活動を活発なレベルに上げた場合、ACSは週に75分〜150分を推奨します。
アルコール
ACSは、最善の策は飲酒を完全にやめることだと述べています。
飲酒をする場合は、アルコール摂取量を女性の場合は1日1杯、男性の場合は1日2杯に制限してください。
食事
このガイドラインでは、赤肉や加工肉、砂糖入りの飲料、精製穀物、その他の高度に加工された食品などの食品を食べない、または制限することを推奨しています。
ACSは、さまざまな健康食品、特に毎日2.5~3カップの野菜と1.5~2カップの果物が豊富な食事を奨励しています。
ACSは、マメ科植物と全粒穀物を食事に取り入れることも推奨しています。
これらの変更に加えて、ACSは健康的な体重を維持することの重要性も再確認しました。
女性の癌のほぼ11%と男性の5%は、太りすぎまたは肥満であることと関連しています。
ガイドラインによると、癌の発症が高確率なのは喫煙だけです。
太りすぎに関連した癌には下記が含まれています。
・乳がん
・卵巣がん
・腎臓がん
・食道がん
・結腸がん
・肝臓がん
・胆嚢がん
・膵臓がん
「癌を防ぐ魔法の薬はありません、」とタリオ氏は述べました。
「人々は、すべての野菜を食べていなくても、サプリメントを取っていると言います。しかし、それは同じではありません。適切な栄養素を得るためには食事内容よく食べる必要があります。野菜を中心に。さまざまな色の野菜や果物を摂取してください。」
新しいACSのガイドラインは、心臓病や糖尿病を予防するための他の政府および主要な保健機関の推奨事項と一致しています。
この新しいガイドラインは、6月9日にCA:A Clinical Journal for Cliniciansにおいて掲載されました。
【以下のリンクより引用】
Latest in Cancer Prevention: Move More, Ditch Beer and Bacon
Healthday