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栄養士が教える 安全に砂糖デトックスを行う方法

臨床およびスポーツ栄養学者、およびアプティマ栄養&スポーツコンサルタントの設立者でもある
ジャックリン・ルーテンス氏に話を聞きました。

<砂糖デトックスとは?>
まず、砂糖と砂糖入りの食品の違いを理解することが重要であると、ジャックリン氏は言います。
食事から砂糖入りの食品を排除することはできますが、砂糖そのものを排除することは非常に困難です。

しかし体が機能するためには一定量の砂糖が要るため、これは全く問題ありません。

果物やでんぷん質の野菜、乳製品、穀物などの自然由来の砂糖を適量摂取することは悪いことではありません。
砂糖デトックスを行うためには、添加糖を極力避ける必要があります。

これには砂糖入り飲料やデザート、糖分の多いレシピが含まれます。
ソースなどにも大量の砂糖が含まれることがあります。

添加糖のその他の例としては、白糖、黒糖、ショ糖、アガベシロップ、蜂蜜、糖蜜、異性化糖(HFCS)、サトウキビ、マルトース、麦芽シロップなどがあります。


<砂糖デトックスを行うための安全な手順>
ジャックリン氏は、食事のどの部分に砂糖が含まれているかを特定することを勧めています。
それは、甘味付けのされた飲料やケーキといった分かりやすい食品によるものでしょうか?
それとも、蜂蜜掛けのアーモンドやケチャップといった、隠れた食材が原因でしょうか?

自身の食事パターンが分かれば、主な原因の特定はより簡単になります。
精神的に強い人はこうした食品を断ち切ることができるかもしれませんが、2週間以上かけて徐々に減らす方が簡単です。
「この方法は間違っていませんし、罪悪感を感じる必要もありません。」と、ジャックリン氏は言います。

こうした砂糖入りの食品を食物繊維やカリウム、その他ビタミンやミネラルが含まれた新鮮な果物や野菜と置き換えてみましょう。
これにより血糖値のコントロールを維持できるだけでなく、エネルギーや集中力の向上にもつながります。
また、健康的で脂肪分の少ないタンパク質や繊維を摂取するためにナッツやシードの摂取量を増やすことも効果的です。

離脱症状を乗り越え砂糖を欲しなくなったら、週1~2回、食事に添加糖入りの食品を再び増やしても問題ありません。

ジャックリン氏は、摂取量をコントロールできれば、こうした食品を一生さける必要は無いと話します。

砂糖に「依存」していると感じ、甘い食べ物や飲み物無しで1日を過ごせない人は、砂糖デトックスを実践してみましょう。
一日中常に甘いものを探している場合、砂糖デトックスが効果的かもしれません。


<毎日の砂糖摂取量を減らす簡単な方法>
添加糖の出どころを知っていれば、毎日の砂糖摂取量を減らすのは簡単です。
ソーダ飲料をレモン水に置き換えること等から始めると良いでしょう。
コーヒーやお茶を注文する際は、砂糖無し、もしくは少な目にしましょう。

またジャックリン氏は、午後に小腹がすく場合はスナック類は避け、代わりに新鮮な果物をとることを勧めています。
甘党の人は、ケーキやパイよりも、ヨーグルトや果物の様な健康的な食品を選択してみましょう。


<注意事項>
砂糖デトックスには多くの利点があります。
砂糖から離れるだけでなく、脂肪の減少や皮膚の改善、エネルギーの向上といった効果に気づくかもしれません。

最初の数日間が一番大変ですが、これはいつかは過ぎることです。
水分補給を欠かさず、天然の糖分は悪いものではないことを覚えておきましょう。
体が機能するためには、一定量が必要なのですから。

砂糖デトックスを始めようとする方は、友人や家族の協力を得られると尚良いでしょう。

砂糖デトックスを開始する前に、自分に合っているかどうか、かかりつけの医師に確認してみましょう。
この方法は糖尿病患者やアスリート、妊婦、血糖の薬を飲んでいる方には適しません。

砂糖の摂取量を減らした後にふらつきを感じた場合は、ご自身の食事の別の側面を見て、バランスの取れた食事になっているかを確認してみましょう。

出典: 2019年11月11日更新 Asia One『How to do a sugar detox safely, according to a dietician』(2019年11月12日に利用)
https://www.asiaone.com/lifestyle/how-do-sugar-detox-safely-according-dietician