検鏡を使用しない子宮頸部検査は高齢患者のサンプル採取を促進する
検鏡を使用しない子宮頸部検診は高齢の女性の間でのサンプル採取を増加させると新しい研究が発見しました。
本日、British Journal of General Practice誌に掲載され、School of Cancer&Pharmaceutical Sciencesのアニタ・リム博士が主導したこの研究は、イーストロンドンにある10軒の一般開業医院で実施されました。
検査が遅れていた50歳〜64歳の784人の女性のグループへは、無作為に手紙が送られ、検鏡なしで臨床医が採取したサンプル、または、セルフサンプリングキット、または通常の検査を選択することが提案されました。
研究者は、検査で検鏡が使用されない選択がある場合、女性たちは17%多く検査が行われたことがわかりました。
その代わりに、医師または看護師は、検鏡なしで膣サンプルを採取することができます。
検査が不十分な女性と検査を行っていない女性は子宮頸がんを発症するリスクが最も高くなっています。
子宮頸がんは65歳以上の女性へ不均衡に影響を及ぼします。
閉経期の女性にとっては、検鏡の使用は特に痛みを伴う可能性があるため、多くの女性は検鏡を恐れたり嫌がったりしています。
検鏡を使用しない検査は、個人が検査キットを入手して自分のサンプルを収集する必要があるセルフサンプリングと合わせて、子宮頸がんのリスクが高い女性にとっては望ましい選択肢です。
「HPVセルフサンプリングにより、より多くの女性が子宮頸部検査を受けるようになるための突破口になると思われますが、女性の中には自分でサンプルを採取することに自信がない人もいます。
私たちの研究では、子宮頸部検診のために医師や看護師が膣スワブを採取するという全く新しいアプローチを試しました。
これを高齢の女性へセルフサンプリング検査キットと一緒に行うことで、検査を躊躇い通常のケアを行う女性よりも検査の受診率を17%上げるという印象的な支援となることがわかりました。」
と、キングスカレッジロンドン癌薬学部の上級疫学者である、アニタ・リム博士は述べました。
彼女は更に次のように付け加えました。
「この検査率は、セルフサンプリング検査のみを行う以前の英国の研究で見られたものよりも高いです。私たちの研究によると、検鏡以外の臨床医によるサンプリングは、より多くの女性が、検査を受けることに役立つ、子宮頸部検査においてのもう1つの有望な方法であり、既存の臨床ケアへ簡単に統合できます。」
【以下のリンクより引用】
Cervical screening without a speculum boosts uptake among older patients
Medical Xpress