母乳育児体験の向上を目的とした母親と乳児の新しいマイクロクレデンシャル（認識方法）

西オーストラリア大学(UWA) は、最新の母乳育児研究を取り入れた2つの母乳育児についての専門家への新しいオンライン短期コースを導入しましたが、それは、母親と乳児での授乳体験を向上させることを最終的な目的としています。

UWA連合保健学校、分子科学、生物医科は、9月から始まる新しいマイクロクレデンシャル「母乳育児、人間の健康の基盤（Breastfeeding, a foundation for human health）」を開発しました。

UWA連合健康学校の薬局部門のシニア調査員であるメリンダ・ボス氏は、授乳の仕組みに関心のある人に合うように設計された短い専門資格の開発を主導しました。

「これの対象には、授乳コンサルタント、医師、看護師、助産師、小児保健看護師、言語聴覚士、薬剤師、栄養士など、母乳育児をしている母親や乳児と共に働く人、および授乳研究や授乳教育の開発に関心のある人が含まれています。」

と、彼女は述べました。

メリンダ氏は、UWAのLacta Research Groupを率い、母乳育児に問題のある患者を支援するための一般医をサポートする『Lacta Map』と呼ばれる世界初のオンライン授乳ケアサポートシステムを開発しました。

彼女は、UWAの研究が授乳中の乳房の機能の理解に革命をもたらしたと言います。

「しかし、統計によれば、母乳育児はほとんどの場合正常に機能していません。元来の研究では、わずか14％でも患者のケアに組み込まれるまでに約17年かかると言われています。」

と彼女は言います。

「私たちの新しい母乳ケアシステム『ラクトロジー　マイクロクレデンシャル』は、これらの最新の発見について提供し、現在利用が可能なケアを更に強化し、母乳育児の成果を向上させるのに役立つことを願っています。」

『ラクトロジー　マイクロクレデンシャル』は100％オンラインによる講義であり、事前に録音された講義内容、オンラインディスカッション、ライブでの質問と回答セッション、講読と評価で構成されています。

セッションの開始日は、『マイクロクレデンシャル1』は、9月6日、『マイクロクレデンシャル2』の場合は10月25日です。

「それぞれを1回限りで完了することも、講義を積み重ねることもできます。そして、卒業生は修了認定書を受領できます。これは、医療専門家へ潜在的に乳腺学の分野を専門とするための道筋となります。」

と、メリンダ氏は述べました。

このコースの詳細に興味のある方は、8月4日からの世界母乳育児週間に開催される無料のオンライン公開パネルディスカッションに参加することが可能です。

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