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JapanRx / 毎食少量のピーナッツを食べると心臓病を予防する?

毎食少量のピーナッツを食べると心臓病を予防する?

心臓を健康に保ちたいですか?
イギリスのタブロイド紙「デイリー・メール」の見出しには、そには十分な量のピーナッツを食べると良いことが書かれています。
別のタブロイド紙「デイリー・エクスプレス」では、もう少し詳細が追加されています。
「これらのナッツを食べることで、脳卒中や心臓発作さえも防ぐことができます。しかし、これは無塩でなければいけません。」
残念ながら、研究ではこのようなことは明らかには示されていません。

ピーナッツ・インスティテュート(Peanut Institute)が資金提供を行ったこの研究は、食事と併せて3オンス(約85グラム)のナッツを食べると、血中の脂肪酸であるトリグリセリド値が減少することを発見しました。

栄養学ジャーナル(Journal of Nutrition)に掲載されたこの研究では、太りすぎまたは肥満の男性15人を対象に、小規模な研究が行われました。
片方のグループは3オンスの無塩ピーナッツを含む高脂肪の食事を、もう片方のグループはナッツを含まない同じ食事を与えられました。

ピーナッツを摂取した人の血液サンプルでは、​​トリグリセリドの血中濃度が32%減少しました。

研究の筆頭執筆者であるPenny Kris-Etherton教授は、次のように述べています。
「通常何かを食べると、食後に動脈が少し硬くなります。しかし私たちの研究では、食事と一緒にピーナッツを食べることで、この硬化反応を防ぐ助けとなることが示されました。」

「トリグリセリドは食後に増加し、これは通常動脈の拡張を減少させますが、ピーナッツは食後にトリグリセリドが大きく増加するのを防ぎます。そしてこれが、硬化反応防止効果の背景にあるメカニズムである可能性があります。トリグリセリド値が上昇しないことは、動脈弾性が減少しないことに繋がるからです。」

出典:2017年3月30日更新 Health Spectator UK 『Can eating handfuls of peanuts at every meal ward off heart disease?』(2019年5月3日に利用)
https://health.spectator.co.uk/can-eating-handfuls-of-peanuts-at-every-meal-ward-off-heart-disease/